という映画がある 言わずと知れた名作である 僕もだいぶ昔に観て良い映画だと思った記憶がある そんな映画を十数年ぶりに観返した ゾッとした 確かに原作はスティーブン・キングだけれども、勿論その類いの恐怖ではない ゾッとした理由はある登場人物が今の自分と重なったからだ その登場人物とは… ブルックスだ ブルックスは50年もの長きに亘り刑務所に収監されている老囚人だ もはや刑務所での生活が当たり前になっていた そんなブルックスに仮釈放が言い渡される 本来喜ぶべき仮釈放をブルックスは嫌がった こんな老いぼれが今さら社会に放り出されてもやっていけるわけがない シャバに出ることを怖がるブルックスの姿が、芸人を続ける今の自分自身と重なった 僕はお笑いが好きだから売れなくても芸人を辞めずに続けていると思っていたけど、それはただの強がりなんじゃないか 本当はこの歳で職歴もなく社会に出るのが怖いだけなんじゃな