かつて韓国で見た光景 今世紀の初頭、韓国にとんと経済オンチの大統領がいた。その名を、廬武鉉(ノ・ムヒョン)と言う。 彼が大統領になる前、韓国南部の海沿いの町・順天(スンチョン)で講演会をやるというので、聴きに行った。 「韓国経済の発展は、私に任せてほしい。もし私が大統領になったら、5年以内に韓国経済を2倍にする秘策がある。その秘策を使えば、韓国経済は倍増するばかりか、韓国から貧者をなくすことにもなるのだ」 ご本人は自信満々である。で、その秘策とは何か? 「財閥の財産を没収するのだ。なぜ多くの庶民が貧困に喘(あえ)いでいるのに、財閥たちはぬくぬくと財産を増やしているのか。こんな不公平なこと、納得できないというのが庶民感覚だろう。 私は庶民の味方だ。もしも私が大統領になったら、即刻、各財閥を解体し、その資産を庶民に分け与えよう。それによって、この国の誰もが、平等で豊かに暮らせる社会が到来するの
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