今年6月に結成20周年を迎えたお笑いコンビのプラス・マイナス(岩橋良昌、兼光タカシ)。劇場で大いに笑いを取るも、賞レースを制したことがなく“無冠の帝王”と呼ばれていた2人が、5月に「上方漫才大賞」に輝き、ついに称号を手に入れた。受賞と20周年を祝うお笑いライブ「W祝!! 上方漫才大賞受賞&結成20周年 プラマイ寄席」を10月7日に開催する2人にインタビュー。すると、「大賞をもらってなかったら解散していたかもしれない」と口をそろえ、受賞直前の解散危機が明らかに。「上方漫才大賞」がもたらした変化や今後について話を聞いた。 プラス・マイナスの兼光タカシ(左)と岩橋良昌 撮影:蔦野裕 ■結成20周年! 給与明細を見て「芸人になってよかった」と実感 ――20周年を迎えた心境からお聞かせください。 岩橋:「もう20年も経ったんだ」という感じです。3年目ぐらいからバイトもせず、お笑いで食ってこられたんだ