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ブックマーク / www.hattorimichitaka.net (39)

  • ロシアが2035年までの自動車産業戦略を策定 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    記事によると、7月のプーチン大統領の指示を受けた作業の一環として、産業・商業省が戦略を策定した。その主目的は、自動車産業における技術主権を確立すること。戦略を実現するための措置計画が年12月15日までに同省から政府に提出される。 戦略はまた、国内市場の少なくとも80%を、高度なローカリゼーションを達成した国産品で満たすこと、世界市場における競争力を確保することを目標に掲げている。 2023~2025年に必要な研究開発投資と、コンポーネント生産の立ち上げに必要な資金は、2.7兆ルーブルと見積もられる。 戦略では、自動車産業の見通しに関し、悲観、基礎、楽観という3つのシナリオを描いている。基礎シナリオでは、2022年時点で80万台に落ち込む市場規模が、2026年までに段階的に回復して160万~170万台になるとの見方が示されている。 ブログランキングに参加しています 1日1回クリックをお願い

    ロシアが2035年までの自動車産業戦略を策定 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
    taskapremium
    taskapremium 2022/08/19
     なお、現時点では、ロシア自動車市場の80%が中国車で占められている。>
  • ウクライナの穀物積出を可能にしたドナウ~黒海運河 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    実は、今までもドナウ川を遡ってルーマニア領に入り、ルーマニア側のドナウ~黒海運河で黒海に運び出すという試みはなされていた。今回は、蛇島奪還により、それと向かい合わせの位置にあるウクライナ側のドナウ~黒海運河を新たに使えるようになったという点が、新しい。 運河の地図を探してみたところ、こちらの記事に添えられていたものが一番分かりやすかったので、冒頭に掲げさせていただいた。緑の矢印で描かれているのが運河の輸送ルートである。 ブログランキングに参加しています 1日1回クリックをお願いします

    ウクライナの穀物積出を可能にしたドナウ~黒海運河 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
  • 良いパスポート、悪いパスポート : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    こちらのサイトに、世界の良いパスポート、悪いパスポートという図解資料が出ていた。要するに、ある国のパスポートを保有することにより、事前のビザ取得なしでどれだけの数の目的地を訪問できるかを比較したものである。世界の199のパスポートを比較しており、目的地は最大で227ということになっている。 幸いにも、我が日がトップで、192の目的地への自由な渡航が可能。日頃、敵を作らず、無節操にのらりくらりと立ち回っていることが効いているのか。そして、ロシアは46番目ということになっている。米英の国旗が入れ替わっているのはご愛敬。 ただ、これは原典はHenley & Partners’というところの調査なのだが、元の調査に少々難がある。普通、同率1位の国が2つあれば、次に来るのは3位のはずである。ところが、この調査では、同率1位の国が2つ、2位の国が2つ、3位の国が4つといった具合になっているのである。

    良いパスポート、悪いパスポート : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
  • ロシアが第2次大戦終結の日を変更 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    以前、「第二次世界大戦の始まりと終わり 日ロシアの意識はこんなにも違う」というコラムを書いたことがある。この問題に関連し、ロシアで動きがあった。NHKがこちらで要領良く伝えているので、抜粋のうえ引用させていただくと、 ロシアのプーチン大統領は、第2次世界大戦が終結した日について、当時のソビエトが対日戦勝記念日として祝っていた9月3日に変更することを盛り込んだ法案に署名しました。ロシアでは、第2次世界大戦が終結した日について、日が降伏文書に署名した日にちなんで9月2日と定め、毎年、極東や北方領土などで記念行事が行われています。しかし、軍やサハリン州出身の下院議員などは、ソビエト時代に対日戦勝記念日として祝日にもなっていた9月3日に変更することを盛り込んだ法案を議会に提出し、今月17日までに上下両院で可決されました。提案理由は、「愛国的な伝統を強化し、歴史の記憶を保持するため」などとされ

    ロシアが第2次大戦終結の日を変更 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
  • 米債を減らし日本国債を増やすロシア中銀 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    これによると、2019年6月末現在で、ロシア中銀の金外貨準備は5,168億ドルだった。通貨別の内訳は、ユーロが30.6%、米ドルが24.2%、中国元が13.2%などとなっている。 資産の内訳は、金準備19.1%、フランス(基的に国債ということだと思う、以下同じ)13.3%、中国12.6%、ドイツ12.3%、日9.7%、米国8.1%などとなっている。 上図に見るとおり、過去2年間での最も大きな変化は、米資産を急激に縮小し、そして日の比率が増えていることである。米財務省証券を減らしていることは知っていたが、日国債もこれだけ持っていること、それが米国資産を上回っていることは知らなかった。 ブログランキングに参加しています 1日1回クリックをお願いします

    米債を減らし日本国債を増やすロシア中銀 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
    taskapremium
    taskapremium 2020/01/27
    2019年6月末現在で、ロシア中銀の金外貨準備は5,168億ドル> 資産の内訳は、金準備19.1%、フランス(基本的に国債ということだと思う、以下同じ)13.3%、中国12.6%、ドイツ12.3%、日本9.7%、米国8.1%などとなっている。
  • プーチン・ロシア大統領が頻繁に訪問する国はどこ? : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    私の認識では、これまでプーチンが訪日したのは、2000年、2005年、2009年、2016年、2019年の5回ではないだろうか(2009年のみ首相として)。安倍総理とプーチン大統領は年9月までに実に27回の首脳会談を重ねているが、その大部分はロシアか第三国で開催されたものなわけである。 こちらのサイトに、プーチンがこれまで国家元首として訪れたことが多い国という図解資料が出ていたので、それを見てみよう。最多はカザフスタンの28回、次にベラルーシの24回であり、ユーラシア統合のパートナーを重視していることが分かる。ウクライナも21回を数えるが、これはすべて2014年のウクライナ危機の前であろう。その他のCIS諸国では、キルギス11回、ウズベキスタン8回、アルメニアとアゼルバイジャンが7回ずつ。近年ますます関係が拡大する中国へは、16回。新興国では、トルコ13回、インド8回などとなっている。欧

    プーチン・ロシア大統領が頻繁に訪問する国はどこ? : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
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    taskapremium 2019/12/03
    これまでプーチンが訪日したのは、2000年、2005年、2009年、2016年、2019年の5回ではないだろうか(2009年のみ首相として)。安倍総理とプーチン大統領は本年9月までに実に27回の首脳会談を重ねているが、その大部分はロ>
  • 大陸~サハリン橋は2035年までの建設か : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    当ブログでも何度か触れたかと思うが、ロシアの大陸部分とサハリン島を橋で結び、そこに鉄道を通すという、ロシアの野望がある。このプロジェクトは、今のインフラ総合計画にも盛り込まれているし、ロシア鉄道の投資計画にもリストアップされる方向である。 イメージ図は上掲のようなもので、土ハバロフスク地方のセレヒノ村にあるセリヒン駅から、将来的な橋を渡り、サハリン島のヌィシというところまで新規に鉄道を建設するというプランである。 それで、こちらの記事によれば、サハリン州のV.リマレンコ知事は昨日、鉄道橋は2035年までに出来ることになると発言したということである。私の感覚では、ロシアで10年後、15年後にやりますというのは、実質やりませんと同じという感じがしてしまい、少なくともプーチン時代にはできないということになって、無期延期に近いニュアンスなのかもしれない。 知事は、サハリンへの橋は2035年までに

    大陸~サハリン橋は2035年までの建設か : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
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    taskapremium 2019/11/09
    いつできるのかはわからないという。
  • 中国~キルギス~ウズベキスタン鉄道 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    必ずしも私の主たる研究エリアではないが、こちらの記事が、中国~キルギス~ウズベキスタンというルートの鉄道路線プロジェクトについて、キルギスの視点から伝えている。記事の大意はざっと以下のとおり。 キルギス領を通過して中国とウズベキスタンを鉄道で結ぶという構想は1990年代半ばからあり、いくつかのルート案が検討された結果、上掲の地図のようなルートが選択され、2006年にキルギス政府も承認した。新たな路線は全長268kmで、山岳地帯ゆえに難工事が予想される。問題は、このルートにはキルギス自身にとってのメリットがなく、キルギスの貨物は輸送容量の5%程度にしかならず、どちらかというと中国とウズベキスタンの利益に奉仕する格好になることである。現在、キルギスにある鉄道路線は、カザフスタンおよびウズベキスタンと繋がる行き止まりの路線しかなく、国全体を結ぶような鉄道網が存在していない。キルギスにとっては、欧

    中国~キルギス~ウズベキスタン鉄道 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
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    taskapremium 2019/03/13
    現在、キルギスにある鉄道路線は、カザフスタンおよびウズベキスタンと繋がる行き止まりの路線しかなく、国全体を結ぶような鉄道網が存在していない。>
  • ウクライナ代表ラキツキーのゼニト移籍が大物議 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    ワールドカップロシア大会が終わってからというもの、ロシアウクライナサッカー事情をフォローする意欲が一気に失せて、多忙ということもあり、かの地のサッカー事情からまったく遠ざかってしまった。 しかし、たまたま目に留まったこちらの記事は、取り上げないわけにはいかないだろうと判断した。シャフタール・ドネツクに所属し、ウクライナ代表でも長く主力のディフェンダーだったヤロスラフ・ラキツキーが、このほどロシアのゼニト・サンクトペテルブルグに移籍したということである。しかし、それがウクライナ国内で大きな物議を醸している。多くのウクライナ人がこれを祖国への裏切りと見なしており、今後ラキツキーは代表でプレーできなくなるという見方が広がっているという。むろん、SNSなどでは、これまでラキツキーがシャフタールおよびウクライナ代表に果たしてきた貢献に感謝するコメントも一部で見られるものの、「侵略国家」のクラブ

    ウクライナ代表ラキツキーのゼニト移籍が大物議 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
  • KAMAZは制裁対象でもないのに輸出に苦労 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    唐突だが、私は昨日から現地調査でロシア極東出張中であり、現在はウラジオストクに滞在している。テレビのニュースは、まるでハリウッドのアカデミー賞授賞式かと見まがうサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムの模様を詳しく伝えており、華やかな表舞台だけ見ていると、まるでロシア経済は欧米の制裁をものともせず順風満帆に突き進んでいるかのような印象を受けてしまう。私はシニカルな性格なので、何やら壮大なフェイクイベントを見せられているような、そんな気分になってくる。 なので、当ブログはフォーラムの話題はスルーし、毛色の違う話題。当然のことながら、ロシア経済が現実に直面している問題は枚挙に暇がなく、こちらの記事によれば、ロシアのトラック最大手のKAMAZは、輸出取引に問題を抱えていることを、このほど同社のS.コゴギン社長が明らかにした。KAMAZ自体は欧米の制裁の対象になっていないにもかかわらず、輸出にともな

    KAMAZは制裁対象でもないのに輸出に苦労 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
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    taskapremium 2018/05/26
    銀行は、取引に際し膨大な審査を行うようになっており、これにより金融取引が大幅に困難になっている。国際銀行間通信協会(SWIFT)加盟銀行の場合、支払期限が長期化し、前金すら受け取れないことがある。>
  • サッカーで浮上する旧ソ連の石油立国 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    この週末は、個人的にサッカーのことを集中的に調べており、その関連の話題が多くなるが、ご容赦を。 UEFAの最新レポート、The European Club Footballing Landscapeを眺めていたら、面白いことに気付いた。このレポートでは、各国のサッカークラブの活躍度をランキング形式で発表しているのだが、過去10年ほどの国別の栄枯盛衰を見ると、欧州で最も躍進した3国は、ベラルーシ、アゼルバイジャン、カザフスタンとなっている。上図の黄色いラインがその3国である。アゼルバイジャン、カザフスタンは産油国であり、ベラルーシは原油生産量こそ小規模であるもののロシアから輸入した原油を加工する精製ビジネスでっている国だ。ざっくり言えば、オイルマネーでこれらの旧ソ連3国のサッカーが伸びてきたと理解していいだろう。ちなみに、最新のランキングロシアが6位、ウクライナは8位であり、この2国はだ

    サッカーで浮上する旧ソ連の石油立国 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
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    taskapremium 2018/03/24
    各国のサッカークラブの活躍度をランキング形式で発表しているのだが、過去10年ほどの国別の栄枯盛衰を見ると、欧州で最も躍進した3国は、ベラルーシ、アゼルバイジャン、カザフスタンとなっている。>
  • ロシア・ウクライナのサッカーはいびつな収入構造 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    先日のエントリーの続きで、UEFAの最新レポート、The European Club Footballing Landscapeから興味深いところをピックアップすると、上図は欧州主要国トップリーグの収入構造を示したものである。左から、薄紫が国内リーグの放映権料、濃い紫がUEFAからの分配金(CLおよびELに出場する報酬だろう)、紺色が試合当日の収入(入場料等)、青がスポンサー収入および商業活動、灰色がその他、となっている。私の関心国であるロシアウクライナは、国内リーグ放映や入場料といった、ベーシックな収入をほとんど挙げられていないことが分かる。ロシアは圧倒的にスポンサーに依存しており、またウクライナはUEFAからの分配金が多い。UEFAからたくさんお金をもらっているということは、欧州カップ戦ではそこそこ善戦しているということであり、その意味では結構だが、その恩恵に与れるのはシャフタールと

    ロシア・ウクライナのサッカーはいびつな収入構造 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
  • ロシア国民が好きなスポーツ種目 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    以前から、ロシア国民はどんなスポーツ種目が好きかということに関するちゃんとした社会調査結果を探しているのだけれど、これって意外と良いものが見付からない。「ネットでオンライン調査しました」みたいなものは割と見かけるけれど、ネット利用者に限定しているという時点でもうバイアスがかかっているし、回答者の内訳を見ると「男性70%:女性30%」となっていたりして、社会調査としては全然使い物にならない。 その点、今回見付けたこの調査結果なんかは、まあまあ信頼性がありそうなので、ちょっとこれを紹介したい。2013年6月に、ロシアの調査機関のROMIRが、ロシア全国の人口10万人以上の18~60歳の国民1,000人にアンケート調査を実施した結果であり、小都市や農村が抜けているのがやや惜しいが、まあまあロシア社会全体の志向を正確に反映していると期待していいだろう。この調査で、回答者に興味のあるスポーツ種目を挙

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    taskapremium 2018/03/21
    ロシアではバイアスロンの人気が高い。強い選手がいるフィギィアもそれほどでもない。
  • 中央アジアの労働移民問題 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    こちらのサイトに、S.リャザンツェフという人が書いた中央アジアからロシアへの労働移民の問題に関する論文が出ており、上のような図も出ていて便利だったので、忘れないようにメモしておく次第である。ウズベキスタンは総人口が多いので、国外に出稼ぎ労働に出かける国民の数も120万~250万人と最も多い。ただし、経済活動人口に占める国外出稼ぎ労働者の比率という指標では、25.4~46.6%のタジキスタンが最も出稼ぎ依存度が高い国ということになる。 ブログランキングに参加しています 1日1回クリックをお願いします

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  • ウクライナ・カナダのFTAで中古車無税に : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    先日、ウクライナとカナダの間で自由貿易協定(FTA)が成立し、8月から発効するということである。マニアックな話題だが、こちらが伝えているところによると、それに伴って、ウクライナに輸入されるカナダ産自動車の中古車は、関税率がゼロになるということである。「カナダから持ち込まれる中古車」ではなく、あくまでもカナダ産自動車の中古車が対象ということになる。なお、カナダ産新車の関税率は7%。 ただ、「カナダに乗用車の工場なんて、あったっけ?」と思って検索したら、こちらのサイトで下に見るような図が出てきた。まあ、米国ほどではないが、カナダにも一部の自動車メーカーが立地しており、トヨタなども工場を持っているようである。もっとも、カナダの工場は北米全体のサプライチェーンに組み込まれているだろうから、ローカルコンテンツの認定とかややこしそうだ。

    ウクライナ・カナダのFTAで中古車無税に : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
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    taskapremium 2017/07/06
    ウクライナに輸入されるカナダ産自動車の中古車は、関税率がゼロになるということである。「カナダから持ち込まれる中古車」ではなく、あくまでもカナダ産自動車の中古車が対象ということになる。なお、カナ>
  • ロシア極東の低成長はやはり人口減に起因 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    先般、ロシア連邦国家統計局より、2015年の地域総生産のデータが発表された。地域総生産は、簡単に言うと国内総生産(GDP)を地域別にブレークダウンしたものであり、通常の国民経済計算統計よりも出るのが遅く、今頃になってようやく2015年の数字が出たというわけである。 そのデータを眺めていて、どうも極東連邦管区の成長率がロシア平均と比べて低いのではないかということに気付いた。実際、データを整理し上図を作成してみたところ、そのとおりだった。2000年を基点に2015年までの成長率を辿ってみると、この間、極東連邦管区は76.8%しか成長しておらず(図では小数点以下を四捨五入しているが)、8連邦管区の中で最低の成績だった。プーチン政権が「東方シフト」をうたい、極東開発に注力している割には、冴えない数字だなと思ってしまった。 しかし、ロシア極東は人口減に苦しんでいることが知られており、もしかしたら極東

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    taskapremium 2017/06/05
    ロシア極東は人口減に苦しんでいることが知られており、もしかしたら極東の相対的な低成長はそれが原因なのかもしれないなと、考え直した。そこで、「住民1人当たりの地域総生産」という別の指標を見たところ、ま>
  • 内陸国は通商の30%を失う : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    こちらに、ちょっと面白い話が出ている。ユーラシア開発銀行のD.パンキン専務理事(写真)が、内陸国は通商の最大30%を失うと指摘したということである。なお、ユーラシア開発銀行はロシア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、アルメニアが参加している国際金融機関で、ロシア以外の5ヵ国はすべて内陸国である。パンキン専務理事が国連経済社会会議のフォーラムで指摘したところによれば、内陸国の平均的な経済指標は、海への出口を持っている国のそれに比べ、1.5%ポイント低い。貿易量は、30%低い。その原因は明らかであり、輸送費が高くつくことである。内陸国の輸送費は、海に面した国と比べて、最大で50%高くなる。その解決策こそ地域経済統合であり、国境・通関コストを引き下げ、労働力・資の可動性を高めることによって、地理的な孤立を軽減できる。パンキン氏は以上のように述べた。 ブログランキングに参加してい

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    taskapremium 2017/05/27
    パンキン専務理事が国連経済社会会議のフォーラムで指摘したところによれば、内陸国の平均的な経済指標は、海への出口を持っている国のそれに比べ、1.5%ポイント低い。>
  • ウクライナがロシア系ネットサービスを遮断 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    こちらの記事、こちらのサイトによると、このほど5月15日付でポロシェンコ大統領が署名した大統領令により、国家安全保障・国防会議の4月28日付決定が発効した。これにより、対ロシア制裁が拡大されることになった。制裁リストには、1,228の法人、468の個人が加えられた。 問題は、今回の制裁リストに、ロシアの多くのマスコミだけでなく、ВКонтакте(フ・コンタクチェ)、Одноклассники(アドノクラスニキ)、Яндекс(ヤンデックス)、 Mail.ru(メイル・ル)といったロシア系のSNS、ネットサービスも含まれていることである。これらのサービスは、ウクライナでもユーザーが多く、ウクライナの一般市民の日常的な活動に重大な影響を及ぼすことが予想される(ただし、完全に遮断するとなると2年ほどの時間と数十億ドル単位の費用を要するという)。一例として、2015年現在のウクライナにおける各ネ

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  • ウクライナの叫び、「早く欧州になりたい」 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    いつも思うのだけど、ウクライナがEUに入りたいという願望は、妖怪人間の「早く人間になりたい」という願いに似ているのではないか。つまり、ロシア圏の一部という醜い妖怪の姿から、欧州という全うな文明に転身するという発想なのではないかと思うのである。 それで、ウクライナが真人間になるための重要なステップであるEUとの連合協定批准手続きであるが、オランダ議会の批准が遅れており、いまだ協定は発効していない。2017年2月23日にオランダ下院が批准を済ませたものの(定数150議席のところ、賛成89、反対55)、その後オランダの総選挙などがあり、上院の批准が残っていたものである(別に上院は改選されたわけではないはずだが)。 比較的新しいこちらの情報によると、オランダ上院は5月23日に件批准に関する審議を行うことを計画しているが、もしも外相の日程の都合がつかない場合には、6月6日に延期される可能性があると

    ウクライナの叫び、「早く欧州になりたい」 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
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    taskapremium 2017/05/09
    ウクライナがEUに入りたいという願望は、妖怪人間の「早く人間になりたい」という願いに似ているのではないか。つまり、ロシア圏の一部という醜い妖怪の姿から、欧州という全うな文明に転身するという発想なのでは>
  • メドヴェージェフ首相を見限るロシア国民 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    レヴァダ・センターのこちらのページにある、国民がプーチンの活動を支持している割合、同じくメドヴェージェフの活動を支持している割合というデータを、久し振りに見た。迂闊にも気付かなかったが、しばらく見ないうちに、国民のメドヴェージェフを見る目が、ずいぶん厳しくなっていた。上の図がプーチンで黒が支持する、青が支持しない、下の図がメドヴェージェフで同様である。なお、プーチンは1999年8月から始まっているのに対し、メドヴェージェフは2007年2月からで、上下の図が時系列的に対応しないので、ご注意いただきたい。 メドヴェージェフへの国民の支持が低下し、2016年8~10月には不支持の方が上回ったこともあったのに対し、国民のプーチン支持はほとんど揺らいでいないことが分かる。なお、数字は2017年2月が最新であり、その後にメドヴェージェフの不正蓄財が暴露されたので、当然のことながら次のデータが発表されれ

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