ヴロツワフのアトリエで制作中の古賀陽子さん(2016年) ゴッホの死の真相を全編動く油絵で構成した映画『ゴッホ~最期の手紙~』が11月3日より公開。webDICEでは、日本人で唯一このプロジェクトに画家として参加した古賀陽子さんのインタビューを掲載する。 『ゴッホ~最期の手紙~』は、ダグラス・ブース、ヘレン・マックロリー、シアーシャ・ローナン、エイダン・ターナーといった俳優が演じた実写映像をもとに、125名の画家による62,450枚の油絵で構成されている。今回のインタビューでは、5,000人以上の応募のなかから50倍の倍率を乗り越え採用された経緯やアトリエでのエピソードを聞いた。 「アトリエでは、制作側が考えているレベルに対する理想の速さを100%として、成績が壁に張り出されるんです。それによってお給料も変わってきます。私も始めは遅かったんですけれど、最後には100%以上になりました。私が