平成29年に長崎県対馬において生息が確認されたカワウソについて、令和4年度まで継続して調査を重ねてきました。その結果、韓国から散発的にユーラシアカワウソが対馬に分散して(何らかの手段で渡って)きているものの、現状では、対馬において継続的に維持される個体群が形成されている状況にはないと推察されました。このため、今後はこれまで実施してきたカワウソの生息状況の詳細を把握するための集中的調査から、大きな状況の変化を監視するフェーズへ移行することとしましたので、お知らせします。 ○平成29年2月に、長崎県対馬において琉球大学が設置したセンサーカメラによりカワウソと思われる動物が撮影されました。 ○環境省では、それ以降、5年以上に渡る継続的な生息状況調査を実施し、本年3月3日に検討会を開催し、関係者間で調査の結果をとりまとめました。 ○文献や目撃情報等から、過去にも対馬にカワウソ(但しニホンカワウソか