タグ

ブックマーク / www.health.ne.jp (8)

  • 178:無名クリニックとハーバード大学医学大学院との共同研究(望月吉彦先生)

    不整脈心電学会が発行する医学誌「心電図」に論文が掲載 心電計の発明者アイントホーフェン医師の共同研究者だった同医師の子息が太平洋戦争下の東京で亡くなっていたことに関する考察 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jse/41/1/41_30/_article/-char/ja/ 上記論文が掲載された経緯をシリーズで掲載しています。 まだ数回このシリーズを続けますが、年も変わるので、今年、私にとって大きな出来事だったことを紹介します。 2023年1月20日、科学雑誌PLOSONEに 「Bacille Calmette Guerin (BCG) and prevention of types 1 and 2 diabetes: Results of two observational studies」 という論文が載りました。 著者は Hans F. D

    taskapremium
    taskapremium 2023/12/27
    “結核ワクチンであるBCGで1型糖尿病の発病を予防できる(かもしれない)」です。世界で初めてこの事を示した論文です。感染症の専門家でも無く、結核の専門家でもなく、糖尿病の専門家でもない私がBCGと糖尿病>
  • 137:伝染病を正しく怖がるにはどうしたらよいか?コレラからコロナを考える(7)人間到る処バイキンあり(21)(望月吉彦先生)

    137:伝染病を正しく怖がるにはどうしたらよいか?コレラからコロナを考える(7)人間到る処バイキンあり(21)(望月吉彦先生) - ドクターズコラム 前回より続きます。「コレラからコロナを考えよう」という主旨で書いています。 前回、スノー医師の主張を受け入れ「1854年9月8日井戸Qは閉鎖され、使われなくなった」と記しました。 その後、スノー医師の予想が当たり、ソーホー街でのコレラ患者は激減しました。 1854年8月28日に始まったソーホー街でのコレラ禍は9月8日に収まったのです。 この間、11日。鮮やかに収束しました。 COVID-19もこのように収束できれば良いのですが、なかなか難しいでしょう。ウイルスはとても「厄介」で複雑です。前々回、チフスの健康保菌者だった「チフスのメアリー」のことを記しました。COVID-19も健康保菌者が問題です。 つい最近出た中国からの論文(文献8)によると

    taskapremium
    taskapremium 2020/08/26
    COVID-19 誰でもできる予防方法 手を洗う。コロナウイルス(正確にはSARS-CoV-2)が人体に入る箇所は3つあります。(1)口(2)鼻(3)目 の3箇所です。手をできるだけ口より上に持っていかないことが必要です。もちろん目>
  • 123:電子カルテ時代に必須のスキルとは~よく使う便利なソフトなど(望月吉彦先生)

    電子カルテ時代に必須のスキルとは 今年も今回が最後です。今年もお読み頂きありがとうございました。 今、多くの病院で電子カルテを導入しています。電子カルテがすべて良いわけではありませんが、一昔前は判じ物のような文字、「他人にはもちろん」後で読もうとしても「自分でも読めない」文字、さらには、いい加減な外国語(主にドイツ語)で書いたカルテを多く見ました。 読めないカルテを読める看護師さん、読めない処方箋が読める薬剤師さんというような特殊技能?の持ち主もいました(います)。 医師はドイツ語でカルテを記していると思われていました。今も、そう思っている方も多いかも知れません。それは「嘘」です(参考記事:『百人一首』は宇都宮が起源?AKB48の起源は平安時代から?)。 「ドイツ語まがい」でカルテを記していました。良いことではありません。ドイツ語で、日人の患者さんの病状を正確に記すことはできません。 今

    taskapremium
    taskapremium 2020/05/02
    余談を少しします。キーボードに慣れてくると、右手だけ、あるいは左手だけで打てる言葉があることに気づきました。>
  • 006:文学に出てくる「糖質制限ダイエット」(望月吉彦先生)

    クリミア戦争やトルストイから事を考える 戦争は悲惨です。しかし、戦争によりいろいろな分野での発展や発見もあるのも事実です。ナイチンゲールもクリミア戦争という出来事が無ければあの活躍や名声もなかったでしょう。そうなれば現代の看護師制度も大きく変わっていた可能性もあります。また、クリミア戦争では服装に大きな革命(?)がおきました。それは「カーディガン」の発明です。英国陸軍軽騎兵旅団長であったカーディガン伯爵(7th Earl of Cardigan)は「セーター」を改良して怪我をした兵隊でも簡単に着られる服を考案しました。これが今の「カーディガン」の始まりなのです。ちなみに「トレンチコート」も第一次世界大戦時に塹壕(=トレンチ)で着た防水コートが始まりです。どちらも今では誰もが着る服装として定番ですよね。私は、戦争は大嫌いですが、思わぬ副産物が得られ世の中に役立っていることには恩恵を感じます

    taskapremium
    taskapremium 2020/05/01
    現代で流行する「糖質制限ダイエット」は少なくとも1840年頃から1960年頃までは欧米では広く知られていた事が推測されます。>
  • 105:絶滅危惧「言語」を残すことこそ「文化」

    山梨から鳥取に行き、カルチャーショックを受けた経験が… 日にはいくつ言語があるかご存じでしょうか? 「日語だけだ」と思っている方が多いのではないでしょうか?実は日ではさまざまな言語が使われています。 話は逸れます。 大学時代、アメリカに2週間ほど滞在して英語の勉強をする機会を得たことがあります。ネバダ州のリノにあるネバダ大学(University of Nevada, Reno)で研修しました。リノは同じネバダ州にあるラスベガスと並んでカジノで有名な町です。大学のすぐそばにカジノがあります。勉強もしましたが、カジノにも行きました。カジノでは「ブラックジャック」というカードゲーム賭博にハマりました。1回につき1ドル程度の賭け金でのゲームです。やり始めたら結構面白く、どうしたら勝てるかの「研究」にいそしみました。 リノから車で1時間くらいのところに、スキー場で有名なタホ湖(lake Ta

    taskapremium
    taskapremium 2020/05/01
    冒頭の「日本にいくつ言語があるか」ですが、「不明」が正解だと思います。>
  • 024:日本を代表するラグビーチームの“育ての親”と大村智先生(望月吉彦先生)

    今話題の二つの話がこんなところで結びつくというエピソードをご紹介しようと思います。 今回は、今、日中を沸かせているラグビーの話から書きます。 再三再四、報道されているように、今回のラグビー ワールドカップ(以下、W杯と略)の予選で3勝しました。これまでのW杯では、24年前にジンバブエに1回勝っただけなので、今回の3勝は凄いことなのです。 サッカーでは「まぐれ」で勝ってしまうこともままあります。天皇杯で、J1のチームが、J2やJ3、JFL、大学生チーム相手に負けたことが、結構、たくさんあります。J1よりJ2へ一度も陥落したことのない横浜Fマリノスですら市立船橋高校に延長戦の末、PKでようやく勝ったことがあります。2003年のことです。憶えている方もいるかと。それくらい、サッカーでは1回勝負なら、「まぐれ」を生じることがあります。サッカーはゴールが小さく、極端なことをいえば、ゴール前を10人

  • 022:黄金の国ジパングはでたらめなのに…

    書き残すことの必要性について考察したいと思います。 これまで高木兼寛(栄養学)、北里柴三郎(細菌学)、荻野久作(排卵日の発見)、高峰譲吉(アドレナリンの発見)など、日人学者について書いてきました。これらの方々に共通するのは論文を西洋言語(英語ドイツ語)で書いていることです。西洋言語で書かないと世界には広まりません。 当たり前ですが、日語で書かれた論文や教科書を読む西洋人はきわめて少ないです。「入唐求法巡礼行記:にっとうぐほうじゅんれいこうき」を知っている方は少ないでしょう。これは円仁(後の慈覚大師、伝教大師=最澄の一番弟子です。東北地方の有名なお寺:平泉の中尊寺・毛越寺、松島町の瑞巌寺、山形市の立石寺(山寺)の開祖は全て円仁が開祖です)が、遣唐使で唐の国で仏教を学んだ時に書き残した旅行記です(838年から9年間の記録)。 円仁が実際に行って見て感じたことを書いていますから、資料として

    taskapremium
    taskapremium 2020/05/01
    Isabel Rosanoff Plesset というアメリカの研究者が「Noguchi and His Patrons」という本を書いて野口の論文のほとんどが間違っていたことを示しています。日本語にも翻訳されています。読むと「アメリカでの野口英世の現在の評価>
  • 131:伝染病を正しく怖がるにはどうしたらよいか?コレラからコロナを考える(1)人間到る処バイキンあり(15)(望月吉彦先生)

    ※注:単位は「歳」、江戸時代は14地域の平均 ※資料:鈴木隆雄(1996)「日人のからだ―健康・身体データ集」 室町時代まで日人の平均寿命は10代です。折角産まれても様々な感染症にかかり長生きすることはできなかったのです。そんな中、細菌に対して鮮やかな勝利を収めた物語があります。それも「細菌」「ウイルス」が見つかる前の話です。 話はまたまたそれます。 いま1000円札には野口英世の肖像が使われています。細菌学を勉強した時、その教科書に野口英世の名前はありませんでした。野口は「黄熱病」の研究で有名ですが、野口の黄熱病に関する研究や論文はすべて「間違い」です。 黄熱病はウイルスが原因です。野口英世が生きた時代、ウイルスを見ることができる電子顕微鏡はありません。野口に黄熱病ウイルスが見えたわけも無く野口英世の「黄熱病に関する論文すべてが間違っていたこと」がわかっています(文献3)。それゆえに

    taskapremium
    taskapremium 2020/04/29
    私の予測は(2020-04-27時点です)次の3点です。 1.日本ではCOVID-19は大流行しない 2.オーストリア、スイス、フィンランド、イタリア、デンマーク、ドイツ、米国、中近東、3.南米では大流行する 4.中央アフリカでは流行しない
  • 1