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ブックマーク / www.kyoto-u.ac.jp (2)

  • ボノボはどのようにしてコンゴ川左岸に分布するようになったのか -ボノボとチンパンジーの分岐再考-

    アフリカの環境や地形の変動の歴史に関する最新の情報に、現生の類人猿の遺伝学・生態学的知識を重ね合わせ、ヒト科の進化に関して魅力的な仮説を提示できたと思います。 概要 従来ヒト科に属するゴリラ、チンパンジー、ボノボ、ヒトの共通祖先はアフリカ中央部にひろがる熱帯雨林で進化したと漠然と考えられていました。しかし、近年の石油探査のためのコンゴ川河口部のボーリング調査などで、中央部のコンゴ盆地を取り囲むコンゴ川の成立が従来考えられてきた180万年から260万年前ではなく、新しく見積もっても3400万年前には成立しており、その南側の熱帯林にはヒト科の共通祖先はいなかった可能性が高いことが分かりました。 ゴリラと他のヒト科の分岐が1000万年ほど前、チンパンジーならびにボノボの祖先とヒトの祖先の分岐が600万年から700万年ほど前とされているので、そういったヒト科の種分化が起こるはるか前からコンゴ川はコ

    ボノボはどのようにしてコンゴ川左岸に分布するようになったのか -ボノボとチンパンジーの分岐再考-
    taskapremium
    taskapremium 2017/11/18
    ボノボは、今から100万年または180万年ほど前に起こったアフリカの厳しい乾燥期に、一時的に浅くなったコンゴ川を渡ってコンゴ盆地に侵入し、そこで独特の進化を遂げたことになります。>
  • ガラスは本当に固体か? -コンピュータシミュレーションと情報理論による予測-

    量一 工学研究科教授、Paddy Royall ブリストル大学物理学科博士、Karoline Wiesner 同博士らのチームは、コンピュータシミュレーションと情報理論とを組み合わせた研究を行い、ガラス状態にある物質中では固体的領域と液体的領域が混在するものの、低温・高密度になるほど固体的領域のサイズが増大し、その領域では分子がある特定の幾何学的構造に組織化されていることを発見しました。 研究成果は、2015年1月22日(英国時間)付の英国科学誌「Nature Communications」電子速報版に掲載されました。 ここでいうガラスとは、液体が温度低下とともに不規則な分子構造のまま固体的になった物質、あるいはその状態のことです。これ自体、今日の科学の進歩の速度からすると非常に長い間解明されないままの難問ですが、それだけではなく「粉粒体の詰り(ジャミング)」、「土砂や火山灰の流動化

    ガラスは本当に固体か? -コンピュータシミュレーションと情報理論による予測-
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