「東京カリ~番長」の貿易主任であり、「東京スパイス番長」ではリーダーも務め、祖父の代から続くスパイス貿易を生業とするシャンカール・ノグチさん。日本におけるカレーブームは、この方なくしては生まれていなかったのでは?と思うほど、カレーへの造詣と知恵とアイデアに溢れています。ここでは、今夏Soup Stock Tokyoに新しく登場するカレーを召し上がっていただきながら、「日本人はなぜカレーが好きなのか?」という謎に迫ります。 ──今日は最初にSoup Stock Tokyoのカレーを召し上がっていただいたのですが、お味はいかがですか。 どれも味の落としどころがきれいですね。良い意味でスープっぽいカレーで、煮込むことにとってお肉の味がよく出ているので、具材だけじゃなくルーも楽しむことができる。この魚のカレー(※「魚のスリランカ風スパイスカレー」)もおいしいです。酸味がきいてますが、何で酸味を出し