仏パリの博物館に展示されたネアンデルタール人の頭部の模型(2018年3月26日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / STEPHANE DE SAKUTIN 【4月4日 AFP】旧人類ネアンデルタール(Neanderthal)人の鼻が大きくて突き出した形状だったのは冷たく乾燥した空気を温めて湿り気を与えるためだったとする研究論文が4日、公表された。 英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」で発表された論文によると、研究にあたった国際チームはネアンデルタール人と現生人類、両者の祖先と考えられている化石人類のホモ・ハイデルベルゲンシス(Homo heidelbergensis)の頭蓋骨の3Dモデルを用いた実験で呼吸における適応性に特徴があることを発見した。 コンピューターを用いた「流体動力学」により、ネアンデルタール人と現