石器の発達30万年前の私たちの祖先ホモ・サピエンス(以後サピエンス)の骨が発見されて以来、サピエンスの起源と進化についての研究が大きく動いているのが、私たち素人にも感じ取れる。ただ、この時期になるとDNAは今後よほどの革新的テクノロジーが開発されないと利用できない。従って、これまで通り骨と石器についてのいわゆる考古学が研究の中心になるが、物理学的、地学的、古生物学的年代測定技術が向上した結果、歴史として時代をより正確に特定することが可能になっている。 実際には、石器が発見される場所から必ずしも人類の骨が発見されるわけではない。こんな場合、石器の形状からそれを使っていた人類を推定する必要がある。冒頭の図に示したのは、現在考えられている石器の発達について筆者がまとめたものだが、もちろん私も専門家ではない。そのため、石器の話になると図右に示したJohn J SheaによるStone Tools
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