(CNN) 米国西部オレゴン州の選挙管理当局は10日までに、連邦下院補選の予備選で身体障害などを抱え移動が困難な高齢者の有権者を対象に、多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」を通じての投票を試験実施したと報告した。 コロンビア郡など五つの郡で8日に実施したもので、州政府が選挙の投票でiPadの使用を認めたのは米国で初めてとみられる。 今回行われた予備選は、今年8月に性的醜聞で辞任に追い込まれた下院議員の後任を選ぶもので、高齢の有権者は名前を打ち込んだり、ペンを使ったりして意中の候補を選んだ。 同州の選挙管理当局は、iPad使用は高齢の有権者の投票の権利を保障するために実施したとし、経費削減にもつながると説明。今回のように小規模の選挙では効果的だったとしている。オレゴン州では来年早々、選挙が予定されており、今回の経験を踏まえ、iPad投票を再度実施することを計画している。 米国の高