筆者の意識では、2011年は日本のスマホ元年だった。2010年まではおおむねフィーチャフォンのハイエンド機を置き換える存在だったスマートフォンが、国内メーカーの本格参入もあってバリエーションが広がり、機能、サイズ、デザインで十分に選べるに至った。一方、そのスマホの爆発的な普及がケータイ業界に与えた影響も大きな1年であった。 “ガラとグロ”の垣根を超えた「Optimus LTE L-01D」 筆者の思うスマホ元年の象徴としてピックアップしたいのがドコモ「Xi」対応のスマートフォン、LGエレクトロニクス製の「Optimus LTE L-01D」だ。4.5インチの大型ディスプレイ、デュアルコアプロセッサ、そしてLTEに対応するハイスペック端末なだけでなく、ガラスマのお株を奪うかのごとく、ワンセグとFeliCaに対応した。LGのお膝元、韓国では移動体向けのテレビ放送が提供されているので、ワンセグは