NTTドコモは10月27日、2007年3月期の中間決算を発表した(10月27日の記事参照)。業績は増収減益で、上期に当初の見込みほど端末の販売数が伸びなかったことを理由に、営業収益の通期予想を4兆7990円に下方修正したものの、通期予想に対する進捗率を見る限り、おおむね好調といって良さそうだ。 ところでこの会見は、番号ポータビリティ(MNP)が始まってから初めての中村維夫社長の会見ということもあり、列席した記者からは盛んにソフトバンクの動向や施策に対する感想、意見、対策などを問う声が上がった。ここでは中村社長の発言から興味深かったものを取り上げてみたい。 10月23日の夜から言われっぱなし まず中村社長は「10月23日の夜からソフトバンクの孫(正義)社長には言いたい放題言われっぱなしだ」と苦笑いし、「こちらも言いたいことはいっぱいある」と話した。 孫社長が「日本の携帯電話会社は儲けすぎで、