大手レコード会社の日本コロムビアは3日、筆頭株主で、インターネットを通じて着信メロディーの配信などを手がけるフェイス(京都市)の友好的株式公開買い付け(TOB)を受け入れ、連結子会社になると発表した。 フェイスは今月4日~3月18日にTOBで出資比率(議決権ベース)を32・91%から60・00%まで引き上げる。 日本コロムビアは、氷川きよしや松山千春などの歌手を抱える老舗レコード会社。フェイスは約29億円で、日本コロムビアの株式を最大369万2500株、1株当たり780円で買い付ける。同社株の3日の終値は531円。 フェイスは子会社化により自社のネットを使った配信技術と、日本コロムビアが音楽業界で培ってきた営業力やノウハウを融合させる。