タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/tatsu2 (6)

  • 「ラブライブ!」で優先されている呼吸 - subculic

    『ラブライブ!』関連の話題が活発だ。いい機会なのですこし。アニメ化以前のプロジェクト概要はあまり知らなかったので、飽くまでアニメを基準とした話になるのだけど、『ラブライブ!』をみて面白いなと思ったのはいわゆる「呼吸」だった。ここでいう「呼吸」とは芸の世界で使うときの言葉で、「リズム」「タイミング」「間」とも連動する。芸の真骨頂とも言える「呼吸」をおいそれと語ることは難しいが、アニメにはそれぞれ「原則的呼吸」があると思っている。「リアリティ」「リアル度合い」と共通する点もあるが、ちょっと違う。たとえば『ラブライブ!』2話で園田海未がアイドル衣装のミニスカートを気にする件が出てくる。素足にこの短いスカートってことでしょうか……「制服からして短いスカートなんだから何を今更」と思わせるようにモジモジさせた後、カットを割らずに穂乃果が「大丈夫だよ!」と入ってくるのだけど、制服とアイドル衣装では人目に

    tatsunop
    tatsunop 2013/02/14
    「呼吸」って表現はまだあまりぴんと来ないけど、定番の展開を崩すアングルを入れ込んでるというのはよく分かった。ラブライブ関連はこういう技法解説も充実してるのは周辺記事見てても面白いとこ。
  • 「ガールズ&パンツァー」をより楽しむために〜 アニメと戦車のイロイロ - subculic

    アニメーション超弩級空母から10式戦車まで、サプライズに満ちた兵器の登場に一層胸が高鳴る『ガールズ&パンツァー』。ダージリンさん可愛い。細かな考証は専門の方にお任せするとして、「アニメ」と「戦車」の関係を少しだけ紐解いてみましょう。そもそも、誰もが知る大御所のアニメ映画監督――宮崎駿も重度の戦車好きだ。古くは『風の谷のナウシカ』で信地旋回する戦車を描いているし、映画『紅の豚』の原作『飛空艇時代』も収録されている『雑想ノート』には、多砲塔戦車を主役にした漫画や『豚の虎』といった戦車を題材にした情熱的な作品が掲載されている。しかも『ガールズ&パンツァー』に登場する西住流戦車道に多大なる影響(というか西住流自体がドイツ流と呼んで差し支えないと思うけれど)を与えているであろう第二次世界大戦期のドイツ軍エース、オットー・カリウスに惚れこみ、逢いにまで行った様子が 『泥まみれの虎』で読むことができる。

    tatsunop
    tatsunop 2012/12/07
    3DCGならではなんだけど、拘り部分は絵だけにしてちゃんと話は普通に作り込んでるから識者も満足って感じかなぁ。/ 空母は、戦車道の信憑性を上げるための大法螺っぽい気はする。
  • 「中二病でも恋がしたい!」を肴にしたリアル度合いの話 - subculic

    アニメーション前回エントリーへの追記に当たるのですが、『中二病でも恋がしたい!』を観ていて表現上気になった第1話Aパート終盤の保健室。作品の「リアル度合い」を測る上でギャグシーンを入れるのか、入れるとすれば何処まで崩すのか、これらがひとつの指標になるのですが、【状況的に許されれば、物理法則を無視してキャラクターが飛んだりくらいはする】と判明する保健室パート。物理法則を無視したギャグを何処まで引っ張るか。勇太が飛び跳ねた後、六花が右目の眼帯を外すところまではギャグの残り火である部屋の散らかりようはそのままだ。CMを挟み、Bパートの目薬を打つシーンに行くと元通り。この「リアル度合い」について、脚家の高山カツヒコさんが面白い言を残している。例えば、僕はよく作品のリアル度合いを、「キャラクターが高いところから落ちたとき、リアルに死んでしまう作品なのか、次のシーンで包帯ぐるぐる巻きになって出てこれ

    tatsunop
    tatsunop 2012/10/28
    「中二病患者に対しての扱い」が優しいっていう世界設定は、リアル度合いという尺度でいうと相当ファンタジー寄りではある気もする。
  • 「ちはやふる」14話からみる、川尻善昭の「ちはやふる」 - subculic

    アニメーション『ちはやふる』第十四首 「はなよりほかにしるひともなし」すでに作品の中核コンテマン、川尻善昭が全開だ。PLUS MADHOUSE(プラス マッドハウス) 2 川尻善昭 (プラスマッドハウス 2)作者: スタジオ雄出版社/メーカー: キネマ旬報社発売日: 2008/07/07メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 351回この商品を含むブログ (3件) を見る「PLUS MADHOUSE2 川尻善昭」に詳しいが、氏は独特の美学を持つ人である。特にアクションに関して、興味深い言葉を述べている。俺のイメージだと、あれだけ凄い奴らのチャンバラっていうのは、1秒に5回打ち込むんだよ。1秒に5回ですか!そう言ったら、三原君が「動きが繋がりません!」と言っていた。繋がらなくてもいいの。刀と刀を合わせた時に火花が飛べば、凄い奴らが戦ってると思えるから。1秒間に5回。そん

    tatsunop
    tatsunop 2012/01/13
    もう一度見返したくなる熱い考察。
  • 「花咲くいろは」 フレームの中の世界を探ってみよう - subculic

    アニメーションフレームの中の世界を探っていくと新しい発見があったり、驚きがあったりする。アニメのレイアウトは画面の設計図と呼ばれますが、遊び心に溢れた意図(かもしれないもの)を見つけられたとき、より面白くなってきます。いつもの散歩道で見る風景を、ちょっと変な角度で捉えてみよう、それくらいの感覚で。つまり、『花咲くいろは』のグッときたところを書いてみよう記事。 ■「枠」を作るということ / フレームのイメージまずは3話の頭のシーン。桂剥き、うらみつらみはバケツの中へ。バケツの丸い枠が主題となるフレーム。薄く切られた大根に、「うざい」「死ねっていうなっていう」だとか、延々と書かれているよう。白紙に白文字で恨み言。角張っていると堅く見えてしまうのが、「丸い」おかげでちょっとおとぼけ、民子の独り言が可愛らしく思えてくる。徹が右上の小窓を開けて登場しますが、アイコン形。上手下手で対角線上に視線が流れ

    tatsunop
    tatsunop 2011/05/11
    まんが視線誘導とかと同じく、この辺も語れる人が少ないというか、制作者視点がないと気付きにくいとこだよなぁ。/ とはいえ、マス向けの細部の調整とかはだいたいそういうものか。
  • 「花咲くいろは」第一話冒頭シーンの解釈考 - subculic

    アニメーション今更ですけどね、好きなシーンなんです。詳しく書いておきます。作品のファーストカット。どんな映画やアニメでも、最初のカットは悩みの種。『花咲くいろは』は、電子レンジの内から覗くカメラではじまる変り種でした。電子レンジが開き、サランラップをかけた春巻きを入れるまで。料理の名前に「春」が付くように、春巻きの名称の由来は、元々は、立春のころ、新芽が出た野菜を具として作られたところから「春巻」と名付けられた。ですから、緒花もまだ新芽、作品もはじまったばかりの新芽、ふたつを掛けて春巻き。それを温めるための電子レンジ。「冬から春へとチンする物語」ですよというための意図を筋に、『花咲くいろは』とタイトルを出しておきながら、春巻きをチンするちょっとしたジョーク交じりのカット。どうして電子レンジの中にカメラを置いたのかに関して。緒花の視点で映すとですね、左手が先に画面に入ってしまう。想像してみ

    tatsunop
    tatsunop 2011/05/11
    こういう審美眼が育ってないので、解説見るのは楽しい。確かにレンジの中視点カメラとか実写だとコスト高いけど、アニメなら楽だよなぁ。
  • 1