はじめに―デフォルトの怖さについて Railsは文字通り「レールに乗る」ときに最大の効率を発揮するフレームワークです。CoC(Convention over Configuration)は今やRailsのみならず各所で用いられる概念となっています。これはもちろん圧倒的な量のxml設定ファイルに比べれば進歩ですが、一方で気になることもあります。それはデフォルト設定の重みがさらに増しているということです。 多くの人はソフトウェアをあまりカスタマイズせずに使います。ほとんどのソフトウェアは設定項目を最低数個、多いものでは数百個持っていますが、デフォルトでも「ある程度」動くものがほとんどなため、カスタマイズの必要を感じない人が多いのかもしれません(個人的にはgitやtmuxなどは設定を工夫するとかなり便利になるのにやっていない人が多い印象)。 さて、RailsはそのCoCを強調する姿勢ゆえになおさ