ブックマーク / c-faculty.chuo-u.ac.jp (9)

  • 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について   その8 ウナギに関わる業者と消費者の責任 | Kaifu Lab

    投稿日: 2018年3月26日 | 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について   その8 ウナギに関わる業者と消費者の責任 はコメントを受け付けていません 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その8 ウナギに関わる業者と消費者の責任 中央大学 海部健三 国際自然保護連合(IUCN) 種の保存委員会ウナギ属魚類専門家グループ 要約 ウナギの生産と流通に関わる種々の業界のうち、最も影響力が強いのは養殖業者である。このため、ウナギ問題に関する養殖業者の責任は大きい。 現在の養殖業者の一部には、シラス密漁への関与や黙認など、無責任な言動が見られる。将来20年、30年と現役を続ける世代が将来像を議論し、業界を牽引すべき。 消費者と直接関わる小売業者と蒲焼商は、養殖業者へ消費者の声を届ける役割を果たすことができる。 消費者の役割は、ウナギに関わる業界と政治に、ウナギの問題を解決す

  • 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について    その7 行政と政治の責任 | Kaifu Lab

    投稿日: 2018年3月19日 | 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について    その7 行政と政治の責任 はコメントを受け付けていません 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その7 行政と政治の責任 中央大学 海部健三 国際自然保護連合(IUCN) 種の保存委員会ウナギ属魚類専門家グループ 要約 シラスウナギの漁獲枠は過大で実質的には取り放題にもかかわらず、水産庁は『シラスウナギは管理できている』と主張。 科学的な消費上限の算出を困難にしているにもかかわらず、水産庁は『闇流通はシラス高騰につながるものの、資源管理とは別問題』と主張。 水産庁は優先順位が低く、科学的根拠に乏しい「石倉カゴ」の設置を推進。 高知県と鹿児島県は、持続的利用とは正反対の方向に向かう、シラスウナギ漁期の延長を決定。 ウナギ問題は水産行政の対応能力を超えており、政治によるリソースの提供が欠かせ

  • 2018年漁期シラスウナギ採捕量の減少について    その6 新しいシラスウナギ流通 | Kaifu Lab

    投稿日: 2018年3月5日 | 2018年漁期シラスウナギ採捕量の減少について    その6 新しいシラスウナギ流通 はコメントを受け付けていません 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その6 新しいシラスウナギ流通 中央大学 海部健三 国際自然保護連合(IUCN) 種の保存委員会ウナギ属魚類専門家グループ 要約 国内で養殖されているウナギのおよそ半分は、密漁、密売、密輸など、違法行為を経たシラスウナギから育てられている。 違法なウナギと合法のウナギは養殖場で混じり合い、消費者に提供される段階では区別することができない。違法な養殖ウナギを避ける唯一の方法は、ウナギをべないこと。 密漁や密売には、反社会的集団だけでなく、一般的な個人や業者も関わっている。むしろ、その割合の方が高い可能性もある。 シラスウナギ採捕者に対して、指定業者に市場より安い価格で販売を強制する「受給契約

    tdaidouji
    tdaidouji 2018/03/05
    ここのページのブクマの起伏見てるとウナギの生態や将来には興味なくただ「叩ける相手」を見つけて叩きたいだけなのがよくわかる。まあ人間同士のドロドロにしか興味ないのは健全ではある
  • 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について   その5より効果的な放流とは | Kaifu Lab

    投稿日: 2018年2月26日 | 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について   その5より効果的な放流とは はコメントを受け付けていません 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その5 より効果的な放流とは 中央大学 海部健三 国際自然保護連合(IUCN) 種の保存委員会ウナギ属魚類専門家グループ 要約 日の河川や湖では、漁業法で定められた「増殖義務」の履行として、大量のウナギが放流されている。 ウナギの放流は、外来種の侵入、病原体の拡散、性比の撹乱、低成長個体の選抜などを通じて、ウナギ個体群に悪影響を与えるリスクが想定される。 放流された個体が外洋における再生産を通じて、ウナギ資源量を回復させる効果は、ほとんど明らかにされていない。 リスクを考慮した時、新しくウナギの放流を始めるべきではない。また、環境学習の素材として利用すべきではない。 既存のウナギ放流を改善す

  • 2018年漁期シラスウナギ採捕量の減少について    その4 ニホンウナギの保全と持続的利用を進めるための法的根拠 | Kaifu Lab

    投稿日: 2018年2月19日 | 2018年漁期シラスウナギ採捕量の減少について    その4 ニホンウナギの保全と持続的利用を進めるための法的根拠 はコメントを受け付けていません 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その4 ニホンウナギの保全と持続的利用を進めるための法的根拠 海部健三 中央大学法学部 国際自然保護連合(IUCN) 種の保存委員会ウナギ属魚類専門家グループ 要約 複数の国に分布する国際資源であるニホンウナギを保全するには、関係各国が国内法を整備するための根拠となる条約が必要 第67条「降河性の種」を含む国連海洋法条約は、ニホンウナギの保全と持続的利用の推進に資する可能性が高い ニホンウナギの漁獲量の管理、および成育場環境回復に関する対策は、国連海洋法条約を遵守しているとは考えにくい 保全の先進国EUと東アジアの違い ウナギの保全に向けた取り組みが最も進んで

  • 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について   その3 生息環境の回復 〜「石倉カゴ」はウナギを救うのか?〜 | Kaifu Lab

    2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について   その3 生息環境の回復 〜「石倉カゴ」はウナギを救うのか?〜 投稿日: 2018年2月12日 | 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について   その3 生息環境の回復 〜「石倉カゴ」はウナギを救うのか?〜 はコメントを受け付けていません 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その3 生息環境の回復 〜「石倉カゴ」はウナギを救うのか?〜 中央大学 海部健三 要約 ニホンウナギの個体群サイズを回復させるためには、生息環境、特に成育場である河川や沿岸域の環境の回復を通じて、再生産速度を増大させる必要がある。 河川環境について、優先して取り組むべきは局所環境の回復よりも、河川横断工作物による遡上の阻害の解消。 「石倉カゴ」はあくまで採集器具であり、ニホンウナギの再生産速度の増大に貢献するとは考えにくい。 生息環境と再生産速度

  • 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その2:喫緊の課題は適切な消費量上限の設定 | Kaifu Lab

    投稿日: 2018年2月5日 | 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その2:喫緊の課題は適切な消費量上限の設定 はコメントを受け付けていません 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その2:喫緊の課題は適切な消費量上限の設定 中央大学 海部健三 要約 ニホンウナギを持続的に利用するためには、利用速度を低減し、再生産速度を増大させることが必要。 利用速度の低減は漁獲量制限によって、再生産速度の増大は生息環境の回復によって実現することが可能。より短期的な効果が期待できるのは、漁獲量の制限による利用速度の低減。 養殖に利用するシラスウナギの上限(池入れ量の上限値)は、実際の採捕量と比較して過剰。早急に削減するとともに、科学的知見に基づいて池入れ量上限を設定するシステムを確立するためのロードマップの策定が必要。 完全養殖技術の商業的応用が実現されても、適切な池入れ量の上

    tdaidouji
    tdaidouji 2018/02/05
  • 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その1:ニホンウナギ個体群の「減少」 〜基本とすべきは予防原則、重要な視点はアリー効果〜 | Kaifu Lab

    2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その1:ニホンウナギ個体群の「減少」 〜基とすべきは予防原則、重要な視点はアリー効果〜 投稿日: 2018年1月29日 | 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その1:ニホンウナギ個体群の「減少」 〜基とすべきは予防原則、重要な視点はアリー効果〜 はコメントを受け付けていません 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その1:ニホンウナギ個体群の「減少」 〜基とすべきは予防原則、重要な視点はアリー効果〜 中央大学 海部健三 ニホンウナギの個体群サイズが現時点でも縮小を続けていることは、「科学的」に証明されていない。ニホンウナギ個体群サイズの縮小の主要因についても、科学的根拠に基づいて、高い確度で特定することはできない。 予防原則に基づき、ニホンウナギの個体群サイズは縮小を続けていると想定し、適切な対策を講じるべ

    tdaidouji
    tdaidouji 2018/01/30
  • 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について 序:「歴史的不漁」をどのように捉えるべきか | Kaifu Lab

    投稿日: 2018年1月22日 | 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について 序:「歴史的不漁」をどのように捉えるべきか はコメントを受け付けていません 2017年末から2018年1月現在までの、シラスウナギの採捕量は前年比1%程度と、極端に低迷しています。この危機的な状況を受け、当研究室では「2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について」と題し、全6回程度の連載で、課題の整理と提言を行うこととにしました。初回は序章「「歴史的不漁」をどのように捉えるべきか」として、不漁の要因の捉え方について考えます。 「シラスウナギ歴史的不漁」報道 2017年末から、ウナギ養殖に利用するシラスウナギの不漁が伝えられています。 「シラスウナギ不漁深刻 県内解禁15日、昨年比0.6%」(宮崎日日新聞 2017年12月27日) 「極度の不漁 平年の100分の1、高騰必至」(毎日新聞 2018年1月1

    tdaidouji
    tdaidouji 2018/01/22
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