最大会派の自民が百条委設置議案を提出する方針を決定したことについて、見解を述べる斎藤元彦知事=5日午後、神戸市中央区(喜田あゆみ撮影) 兵庫県の西播磨県民局長だった男性(60)が斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを記載した文書を作成し、懲戒処分を受けた問題で、県議会最大会派の自民が地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置議案を提出する方針を決定したことについて、斎藤氏は5日の記者会見で「信頼関係を大事にしてきたつもりだが、会派の判断」と述べた。斎藤氏は令和3年の知事選で、自民と日本維新の会の推薦を受けて初当選しており、議案の行方が来夏の知事選にも大きく影響する可能性がある。 文書をめぐっては、斎藤氏が5月21日、内部調査の中立性を疑問視した県議会の要請を受け、第三者機関の設置を決定。さらに、今月4日には、県議会第4会派のひょうご県民連合が、6月定例会で百条委設置に関する議案を提出す