「リケジョ」少なく、111位=日本、男女平等度が後退 【ロンドン時事】世界の政財界首脳が集まる「ダボス会議」を主催するスイスのシンクタンク、世界経済フォーラムは26日、2016年の男女平等度ランキングを発表した。日本は、安倍政権の経済政策アベノミクスで女性の活躍を推進しているが、「リケジョ」(理系女子)が依然少ないことなどが影響し、前年の101位から111位に後退した。首位は8年連続でアイスランドが確保。 調査は144カ国が対象で、政治、経済、教育、健康の4分野で女性参加率や男女格差を分析した。日本は女性の大学進学率上昇などが評価されたものの、技術者や専門職の数で男女差が拡大した点や、女性の所得水準の低さが足を引っ張った。 2位はフィンランド(前年3位)、3位はノルウェー(同2位)と上位は北欧勢が独占。アジアの首位は7位のフィリピン。また、インドは教育などの格差が縮小し、87位(同10