日本サッカー協会は19日に臨時評議員会を開催し、会長選任に関する規定を改正したことを発表した。 主な変更点としては、正式立候補の前に立候補希望者を公募して選出管理委員会が審査、評価するプロセスが追加された。評価の結果は立候補した本人のほか、理事や評議員にも公表され、会長選の判断材料となる。協会は「日本サッカー界のリーダーを各評議員が熟慮の上で決めることができる仕組みを導入」と改正の狙いを説明した。 2020年1月の会長選で再選した田嶋幸三会長(63)は現在3期目。本人が続投の意思を示したうえで来月の評議員会で過半数の信任を得れば2022年から4期目を迎え、現行制度では最後の任期となる。 今回の改定は田嶋会長の後継者を決める会長選で採用される予定。田嶋会長は会長選における選出管理委員会のメンバーに入ることになる。