複数のプレイヤーで競い合うコンピューターゲームをスポーツとして捉える「エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)」。2019年の国体(国民体育大会)で、文化プログラムとして開催されることが予定され、国内でも盛り上がりを見せている。しかし、実は日本は「eスポーツ後進国」だ。海外ではすでにプロゲーマーが存在し、トップクラスは億単位の賞金を稼いでいるといわれる。eスポーツの現状と普及に向けた課題を日本eスポーツ連合 専務理事の平方彰氏が解説した。 【詳細な図や写真】eスポーツは「インタラクティブスポーツ」に位置づけられる ●eスポーツは「スポーツ」なのか? 平方氏は、eスポーツについて「コンピュータゲームやテレビゲームで行われる対戦型ゲーム競技のことを指す」と説明する。1990年代後半に、欧米で高額賞金のかかった大規模ゲームイベントが複数開催されるようになり、プロチームやプロリーグが生まれるなどし