Exhaustive Search法 いわゆる全探索法であり, 力任せな方法. 与えられる楕円曲線$E$とその上の点$P$, $Q$について$m = \#P$とする. この時, ECDLPの解$d$は$1 \leq d \leq m $の不等式を満たす. このため, この$d$の範囲を全て計算してみることでECDLPは解かれる. 計算量的には$O(n)$となり, 一番ナイーブな方法. Baby-step Giant-step法 一般的に適用できる中で最も有名なアルゴリズムだと思われる. これは任意の巡回群に対して適用することができる方法で, ここではECDLPに限定して解説する. 基本的な考え方としては, $d$を求めたい離散対数とすると, $d$はある$r$について$d = ir+j$と表せるので, これを使って $$ \begin{align} dP &= Q\\ irP + jP &