皇族数確保に関する皇室典範改正の議論が大詰めを迎えている。 検討されているのは、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案と、旧宮家出身の男系男子を皇族の養子として迎える案の二つだ。 養子案は、自民党などがこだわる「男系男子による皇位継承」を前提としている。 男系男子による皇位継承は、日本の伝統ではなく、中国文化の影響である――。歴史人口学にも詳しい京都産業大の落合恵美子教授(家族社会学)はそう指摘する。 「家族制度は国のあり方にかかわる重要な問題。男系に固執するのは、日本のアイデンティティーを脅かす危険な提案です」 <主な内容> ・日本の家族制度は「直系重視」 ・「男系」継承は中国文化の影響 ・明治の皇室典範「伝統を裏切るもの」 ・自民党政治の変質が議論をゆがめた? ・男子優先がもたらす社会の未来は 女性天皇を巡る議論は まずは、これまでの皇位継承や皇族数確保に関する議論の経緯を振り返りた

