ブックマーク / honeshabri.hatenablog.com (212)

  • さようなら、全てのエヴァーノート - 本しゃぶり

    2011年6月10日、Evernoteを使用開始。 2014年9月19日、有料プランに加入。 2024年3月23日、クソみたいなメールが届く。 プラン、廃止 いつも Evernote をご利用いただき、ありがとうございます。このたびは今後の Evernote 登録プランに関する変更についてご案内させていただきます。 お使いの Evernote アカウントは Plus から Personal に移行されました。Evernote Plus など、一般のお客様に数年間ご利用いただけなかった従来の登録プランが廃止となったためです。この変更により、Personal プランで利用可能な機能すべてをご利用いただけます。 今後はAnnualの登録プランが現在の Evernote Personal プランの料金 129.99 USD/Yearに合うように更新されます。この料金は次の更新日である2024/4/

    さようなら、全てのエヴァーノート - 本しゃぶり
  • 【ChatGPT】面倒なことはアウラにやらせよう - 本しゃぶり

    ChatGPTは自分オリジナルのGPTを作ることができる。 それを好きな時に呼び出すこともできる。 つまり、こういうことができる。 おわり GPTsの正しい使い方 去年の11月にChatGPTでは、誰でも簡単にカスタマイズされたチャットボットを作れるGPTsという機能が追加された。挙動を自然言語で指示し、名前とアイコンを付けたら完成する。しかも自分だけでなく、他のユーザーに公開することができる。俺もしゃぶりの知識を覚えさせたAishabriを公開してみた。 chat.openai.com OpenAIとしては、様々な目的に特化したGPTsを作ることを想定しているらしい。例としてOpenAIが作成したGPTsがいろいろ公開されているが、データ分析や文章構成など、実用的なGPTだらけだ。 OpenAIChatGPTチームが作ったGPTsの例 GPTsはいろいろと可能性がありそうな機能だが、

    【ChatGPT】面倒なことはアウラにやらせよう - 本しゃぶり
  • 2022年に買って今も使い続けているもの、使っていないもの - 本しゃぶり

    当に良いかどうかは時の洗礼を受けないと分からない。 だから去年買ったものを紹介する。 それにブラックフライデーだしな。 3年目の話 一昨年から1年前に買ってよかったものを紹介している。 なんか2回とも評判がいいし、俺の収入にもなる。だから今年も同じように書こうと思ったのだが、去年のトップブコメが気になっていた。 2021年に買って今も使い続けている良かったもの5選 - しゃぶり 逆に使わなくなった物も読みたい2022/11/25 08:50 確かに「使わなくなったもの」の情報は有用だろう。だがこれ単体だと俺の収入には繋がらず、書くモチベーションは生じない。だからまとめて紹介することにした。今回は以下の3つのランクに分けて紹介する。 使い続けていて、良いと思っているもの 使い続けているが、思うことがあるもの 使い続けていないもの なお、それぞれの製品でも述べるが、使い続けるかどうかは製品

    2022年に買って今も使い続けているもの、使っていないもの - 本しゃぶり
  • 直近3年に読んだKindle本からブラックフライデーのおすすめ - 本しゃぶり

    ブラックフライデーには何を買うべきか。 最もおすすめなのはKindleである。 俺が近年に読んだ中からセール対象のKindleを紹介しよう。 セールまで待つ人へ 俺はことあるごとにを紹介しているわけだが、クリック数の割に買われないなと思うことがある。なぜこんなことが起きるのか。 俺は役立つか面白いしか紹介していないわけだから、まさか購入ページまで行って「やっぱ止めるか」となるのは考えにくい。となれば理由はただ一つ。「安くなったら買おう」と考え、欲しい物リストに入れる人が多いのだ。俺がそういう動きをしているのだから当然だ。 そんな人に朗報である。Amazonブラックフライデーで、様々なKindleが大幅に値下げしている。その中には俺が紹介したも多い。ということで今まさにセール対象でおすすめのを紹介することにした。ポイントアップキャンペーンは11/22 (水) の買い物から対象と

    直近3年に読んだKindle本からブラックフライデーのおすすめ - 本しゃぶり
  • ChatGPT授乳ハックという失われつつある技術について - 本しゃぶり

    ChatGPTのDALL·E 3による画像生成は非常に強力だ。 だがプロンプトエンジニアリングを駆使すれば、さらに限界を超えた表現が可能となる。 ブックマーク保存をおすすめします。 インフルエンサーたちが隠した技術 11月7日にOpenAI DevDayが開催されてからというもの、生成AI系インフルエンサーたちが大騒ぎしている。発表された機能やAPIの数々を見れば、そうなるのも無理はない。俺のような一般ユーザーでさえ、できることが一気に増えたのだから。 例えば自分だけのChatGPTを簡単に作成・共有できるGPTsだ。俺もさっそく触り、しゃぶりの知識を全部突っ込んだAishabriを作ってみた*1。 https://chat.openai.com/g/g-x7GtBiqrn-aishabrichat.openai.com だが、インフルエンサーは新たに登場した機能ばかり口にし、その影で失

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  • 文化史本は新たな視座をもたらすことに価値がある - 本しゃぶり

    俺の連載「文化史ぜんぶ読む」の価値は何か。 それは読者が新たな視座を獲得する機会を提供することにある。 文化を読んで世界の見方を変えろ。 無事に第2回も掲載されたわけだが 週プレの連載2回目が無事No.39&40号に掲載された。取り上げたは『歯痛の文化史』である。最近、親知らずを抜くために歯医者に何度も行ったので*1、歯科医療の昔と今の比較を自らの体験も交えながら書いた。 週プレNo.39&40 10/2号 [雑誌] 集英社Amazon 歯痛の文化史 古代エジプトからハリウッドまで 作者:ジェイムズ・ウィンブラント朝日新聞出版Amazon 連載告知は前回のしゃぶりでがっつり書いた。 だが、後で一つ大事なことが抜けていたことに気がつく。それは連載テーマである『〇〇の文化史』(文化) をなぜ読むのか、だ。 前回も書いたように、この連載企画は俺が考えたものではなく、向こうから提案され

    文化史本は新たな視座をもたらすことに価値がある - 本しゃぶり
  • 集英社の週刊誌で連載することになった - 本しゃぶり

    ブログでを紹介し続けて早10年。 ついに雑誌でも紹介することになった。 週刊プレイボーイでの連載が始まる。 連載の内容 週刊プレイボーイで署名コラムを持つことになった。タイトルは「書評ブロガー・骨しゃぶりの『〇〇の文化史』ぜんぶ読む」である。その名の通り、毎回『〇〇の文化史』というタイトルのを1冊取り上げ、それで何か書くというものだ。記念すべき第一回は『尻叩きの文化史』を取り上げる。 図説 尻叩きの文化史 作者:ジャン・フェクサス原書房Amazon コラム名の「ぜんぶ読む」について、引っかかっる人もいるかもしれない。「そんなこと当にできるのか」と。安心してほしい。大変さは俺が一番良く分かっている。この連載を始めるにあたり、「ネタになりそうな『〇〇の文化史』リスト」を渡されている。現在、これに登録されているは223冊。しかもリストは伸び続けている。ぜんぶ読み終える前に、連載が終わる

    集英社の週刊誌で連載することになった - 本しゃぶり
  • 老後資金に1億円は多すぎるが、9億円残ると素晴らしい - 本しゃぶり

    多くの人は資産を残したまま死ぬ。 これを無駄と考える人もいれば、素晴らしいと捉える人もいる。 この違いはどこから生じるのか。 煽り立てるサイトのざんねんな矛盾 この記事がちょっと話題になっていた。 大した話ではないが、要点を紹介しよう。 架空の女性エリザベスは退職時に資産が77万ドル (約1億円) あった 彼女が85歳で亡くなった時、資産は13万ドル残っていた これは彼女が現役で働いていた年収の2年半以上に相当する つまり彼女は2年半以上も無駄に働いたと言える こうならないよう、ゼロで死ぬことを目指せ この記事の主張に対してどう思うだろうか。真っ先に「これは無駄ではなくマージンだろ」と思ってしまう。彼女が85歳で死に、13万ドル残ったのは結果論に過ぎない。もしあと5年長生きしていたらどうなるか。消費ペースが変わらなければ、老後資金は不足していたことになる。 では「退職時に資産1億円も貯める

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  • プライムデーのKindle本から直近5年に読んで面白かった11選 - 本しゃぶり

    プライムデーのセール対象には面白かったKindleが結構ある。 そこで毎年の「〇〇年に読んで面白かった」で紹介した中から抜き出してみた。 ブクマして満足したお前、今が買い時だからな。 プライムデー 今年もプライムデーがやってきた。 Amazonはいつもセールをやっているイメージがあるが、やはりプライムデーは特別だ。値引きレベルが通常のタイムセール祭りとは違う。もちろんKindleの話である。 Kindleもよくセールになるが、プライムデーで初めてセールとなるも多い。しかもKindleは場所をとらず、腐ることもない。あと少しでポイントアップキャンペーンを達成できるという人に、Kindleは最適な選択肢と言えるだろう。 「2022年上半期に面白かった」を書くついでに過去の記事を眺めていたところ、プライムデー対象のがそれなりにあることに気がついた。そこで2018年からの「〇〇年

    プライムデーのKindle本から直近5年に読んで面白かった11選 - 本しゃぶり
  • 給食のカレーにピーナッツを入れるという愚行 - 本しゃぶり

    印象に残っている給のメニューといえばカレーである。 だがそれはカレーが好きだったからではない。 カレーにピーナッツが入っていたからだ。 給で印象深いメニュー Oisix特別お題キャンペーン「好きだった給メニュー」 by Oisix(オイシックス) このキャンペーンページを見て、何か印象深いメニューはなかったかと記憶を探ってみた。やはり俺にとってはカレーしかない。しかし残念なことに、これはキャンペーンの趣旨に反している。なぜならカレーは悪い意味で印象的なメニューであるからだ。 それは俺がピーナッツアレルギーだからである。 ピーナッツアレルギー 俺は子供の頃から今に至るまで、ピーナッツアレルギーである。ピーナッツは症例数や重篤になる度合いから、品表示法で表示が義務化されている「特定原材料」に指定されているほど厄介なアレルゲンだ。人によっては落花生の殻に触れただけでアレルギー症状が出る場

    給食のカレーにピーナッツを入れるという愚行 - 本しゃぶり
  • はてなブログ君の質問バトンに付き合ってやるか - 本しゃぶり

    はてなブログ10周年記念「特注インク + 万年筆」セットが欲しい。 必要なものは『10の質問』である。 この答えを俺のブログそのものに記事として刻みつけておこう。 はてなブログ10周年 万年筆欲しさに、はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」をやることにした。 ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? ブログ名:ハンドルネームが「骨しゃぶり」で、読書ブログだから*1 ハンドルネーム:初めて買ったレアのシングルが《骨齧り/Marrow-Gnawer》だったから はてなブログを始めたきっかけは? ホッテントリに載ったブログを眺めていて「これなら俺が書いても載る」と思ったから。それは勘違いだったが*2、物事を始める時はそういう勘違いが大事。 自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事? あえて1つ選ぶならこれ。完璧に狙い通りのものが作れたので。 この記事を書くため

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  • ヘッドセットでリマインダー音声入力という言霊2.0 - 本しゃぶり

    唱えたことが現実になる。 これはオカルトではなくテクノロジーの話だ。 常時装着したヘッドセットが人生を変える。 常時装着の有効活用 左耳の前を触ってみよう。きっとそこには「ボタン」がある。 そこにはブームマイクしかないが、という人は右側を触ろう。 記事はこのボタンを有効活用する記事である。 何も無いとのたまう旧人類は早くヘッドセット常時装着(アップデート)してほしい。 前回の記事への反応で、「読んでAfterShockzを買った」というコメントをわりと見た。記事を書いた者として、せっかく買って常時装着するのなら有効活用してほしい。そこで前回の記事では触れていなかった活用方法、リマインダーへの音声入力の話をする。これは音声アシスタントへの入力端末を常時装着することの、真の価値を感じられる手法である。 これを前回紹介しなかったのは、俺はApple Watchで音声入力をすることが多いからであ

    ヘッドセットでリマインダー音声入力という言霊2.0 - 本しゃぶり
  • オタクなのにラッシュガードを普段着にしている - 本しゃぶり

    夏用の上着を探していたらラッシュガードにたどり着いた。 薄いのにUVカットできるから毎日着ている。 海にもプールにも縁がないオタクなのに。 日射は辛いけどハンズフリーがいい オリンピックと関係なく暑い。 気温や湿度も問題だが、よりダメージソースとして強いのは直射日光である。早朝、まだ気温がそれほど上がっていないのに、日向を歩くと確かに「熱」を感じる。この感覚は正しいようで、環境省の「まちなかの暑さ対策ガイドライン」によれば、暑さに大きく影響するのは「日射」であるという。さらに舗装された路面からは赤外放射も強い。そのため日向と木陰では、体感温度が7℃程度も変わるという。 環境省熱中予防情報サイト まちなかの暑さ対策ガイドライン 図1.3 日向と木陰の体感温度の違いのイメージ そこで近年は日傘が脚光を浴び、男性も遠慮せず差すべしという風潮が高まっている。 日傘が効果的というのは、環境省も以前か

    オタクなのにラッシュガードを普段着にしている - 本しゃぶり
  • 引用回数の多い本で価値観が分かるという説 - 本しゃぶり

    インパクトファクターは学術雑誌の影響力の大きさを測る指標である。 ページランクは被リンクの数を指標とした。 から受けた影響の大きさも引用数を指標とできるのではないか。 自分がどれだけ引用したか 『ゆる言語学ラジオ』#36で、このブログ向きのミームが提唱されていた*1。それは「個人的インパクトファクターが高い」である。これまでの人生で自分が何度も引用したり話をしたなどに対して使うものらしい。 ユージン・ガーフィールドが提唱した来の「インパクトファクター」は学術雑誌に対して使うもので、その雑誌に掲載された論文の1年あたり平均引用回数を表している。 インパクトファクターの計算式*2 したがって単純な引用数に対して「インパクトファクター」という言葉を使うのは不適切だと思うが*3、言わんとすることには同意する。価値観の指標として、の引用数が使える、と。 「お勧めの」や「面白かった」と違っ

    引用回数の多い本で価値観が分かるという説 - 本しゃぶり
  • 名画なら解像度が低くても分かる説 - 本しゃぶり

    名画でも140ピクセル程度の低解像度では、その価値が分からない。 しかし、名画ならば低解像度でも元が「何か」は分かるはずだ。 10の問題に挑戦して、教養の高さを知らしめよう。 元の名画が分かるかな? 名画なら解像度が低くても分かる 前回の記事*1で、複雑な話を140字で語ることの難しさを示すために、「名画の価値が140ピクセルの解像度で伝わるか?」と述べ、14✕10ピクセルに縮小した『ガブリエル・デストレとその妹』を貼った。 140ピクセルのガブリエル・デストレとその妹, 元画像 「解像度が低い」という言い回しをした上で、実際に解像度の低い画像*2を用意するというのは、我ながら賢いと思った。これならば俺の言いたいことがひと目で分かるだろう、と。その一方で、縮小画像を作った時にこうも思った。「元画像が分かる人いそうだな」と。 解像度が下がったことでディテールは分からない。しかし配色は分かる。

    名画なら解像度が低くても分かる説 - 本しゃぶり
  • 骨伝導ヘッドセットとメガネでスマートグラスな生活 - 本しゃぶり

    骨伝導ヘッドセットを装着した生活を始めて1ヶ月。 付けっぱなしだとSF感が強い。 日常向けスマートグラスとして、これが最も実用的な解である。 骨伝導ヘッドセットを買った 会社支給の携帯電話がスマートフォンになった。安いアンドロイドなのだが、これの使い勝手が悪くてストレスが溜まる。機能制限やスペック以前の問題として、電話に出るのが難しいのだ。主な理由は以下の3点。 バイブレーションが弱くて着信に気が付きにくい サイズが大きくてポケットからスムーズに出せない 応答動作✆のスワイプの反応が悪い このスマホはクソな道具だ。電話に出れないかもしれないし、思い通り、すぐに操作できるとは限らん。おまけに応答は、抜き、構え、アイコンを引くまでに三動作(スリーアクション)…… その点ヘッドセットは、一動作(ワンアクション)で終わる。この価値なら絶対に俺は買う!! ということでワイヤレスの骨伝導ヘッドセット『

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  • 幸福になるためにネットラジオを始めた結果 - 本しゃぶり

    他人のネットラジオにゲスト出演した。 予想外の形でYouTubeデビュー。 「幸福になるために新しいことを始める」の価値が分かってきた。 インテリ理屈ラジオ 以前にの記事で紹介した『インテリ理屈ラジオ』にゲスト出演した。オファーがあったので。 インテリ理屈ラジオ インテリ理屈ラジオコメディ¥0 基的には二人の質問に俺が答える形。ブロガーとしての出演なので、やはりブログの話題が多くを占める。したがって『しゃぶり』の裏話に興味がある人には面白いだろう。全部で2時間弱とクソ長いので、概要を見て気になったところだけを聞くのもアリだと思う。 このラジオは『しゃぶり』を5回くらい取り上げているので、向こうはブログや俺のことをよく分かっている*1。だから的外れな質問をされないのが良い。聞いて欲しいことを訊いてくれて、答えたら「すっごーい」と言ってもらえる。楽しくないわけがない。実質キャバクラ

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  • 豚丼が生まれそうで生まれない日本史 - 本しゃぶり

    豚丼は豚肉と米があれば作ることができる。 それなのに豚丼が誕生したのは昭和になってからのことだった。 豚丼の観点から日史を見つめ直す。 北海道名物「帯広豚丼」 北海道の名物に「帯広豚丼」がある。甘辛いタレで焼いた豚肉を載せた丼飯だ。 Captain76 [Public domain],Link しばらく前にこれをべた時、ふと思った。「北海道で豚丼は異質すぎないか」と。 豚の祖先であるイノシシは、北海道に生息していない。稲作は北海道に適した農業とは言えず、新田を初めて試みたのは17世紀末とされる*1。豚丼の主な構成要素である豚も米も、来は北海道で作るのに向いていないのだ。 「北海道開拓の前に豚丼があってもいいだろ」そう考えて調べてみると、これがなかなか興味深い。「豚丼が無かった」とは言えないが、それまで「豚丼が誕生しにくい」とは言えそうだ。米が主になるにつれ、豚をべる機会が減ってい

    豚丼が生まれそうで生まれない日本史 - 本しゃぶり
  • 財布を買ったら募金するようになった話 - 本しゃぶり

    人は寄付をしない国民だと言われる。 俺も寄付をしない側の人間だった。 神の肘打ちをらうまでは。 幸福に金を出さない日人 手っ取り早く金を使って幸福になる方法は「寄付」を行うことである。 ブリティッシュコロンビア大学の心理学准教授エリザベス・ダンらが行った実験では、与えられたお金を自分のために使った人より、他人のために使った人の方が幸福度が高まった。幸福度に影響を及ぼしたのは、使った金額によらず、あくまでも使用目的であったという。 また、世界136ヶ国を対象としたギャラップ世論調査によれば、先月チャリティーに寄付した人々は、人生により多くの満足を感じていることが分かった。さらにチャリティーに寄付することは、家庭の所得を2倍にするのと同じくらいに幸福度に貢献していたという。 以上の話を知っている人は多いと思う。このブログで2周間前に紹介したからだ。 ここで新たな知見を共有したい。それは

    財布を買ったら募金するようになった話 - 本しゃぶり
  • オタクが我が身を振り返るタイプの寄生虫 - 本しゃぶり

    オタクはなぜ「お宅」と呼ばれるのか。 それは、コンテンツという寄生生物の「宿主」だからである。 オタクという宿主 前回の記事でカニに寄生するフクロムシを紹介した。 寄生されたカニは生殖能力を失い、フクロムシの繁殖に全力をつくすようになる。そして、コンテンツに没頭するオタクの振る舞いはこれに通じるものがある、と。 だが、オタクを思い起こさせるような行動を取らせる寄生生物は、フクロムシだけではない。宿主を操る寄生生物を調べてみると、他にも我が身を振り返りたくなるタイプが存在する。 冒頭に書いたオタクの語源は真っ赤なウソだが、記事を読めば真実に思えてくるだろう。 奇行を晒す オタクというと、一般的にはインドアなイメージがある。似合う環境は暗く、ジメジメした場所だ。しかし中には、自ら外に飛び出し、自分の存在を一生懸命アピールする個体も存在する。聖地巡礼がいい例だ*1。 宿主にこうした行動を取らせ

    オタクが我が身を振り返るタイプの寄生虫 - 本しゃぶり