ブックマーク / note.com/hik0107 (15)

  • 行政で働く|樫田光 | Hikaru Kashida

    デジタル庁に入庁して2年ちょっと経ちました。 これまで、周りの人から、デジタル庁どうなん?ってよく訊かれることがあるので、思っていることまとめて書いてみる。そういった質問をされるのは、採用文脈、つまりデジタル庁で働くことに興味はあるが、全く中身にことがわからない、という意味で訊かれることが大半なので、そういった疑問に答える内容にしている。だが、全く参考にならないかもしれない。 前提として、筆者は新卒から民間企業で育ってきて、デジタル庁で初めて行政の仕事をすることになった。民間出身の「民間専門人材」という立ち場で入庁し2年あまり仕事をしている。何をやっているのか、と言われれば、2022-2023年にやったことの個人まとめがあるのでそちらを参照していただきたい。 さて、この記事に書いてあることは、下記のいずれかである。 ①既に公開されている情報をあつめた客観的な事実 ②筆者が感じている個人的な

    行政で働く|樫田光 | Hikaru Kashida
  • 偶然を味方につけて、不確実性の高いプロジェクトを成功させる『5つの原理』 ー エフェクチュエーション|樫田光 | Hikaru Kashida

    この記事はなにか最近知った「エフェクチュエーション(Effectuation)」という経営理論が、自分の中でとてもしっくりいくものだったので、自分なりの解説も兼ねて、記事として残しておきたいなと思いました。 エフェクチュエーションは、狭義的に見れば経営上の理論ですが、実際にはより広い範囲に適応可能な、「不確実性の高い環境に置かれた人の行動全般に関する理論」と言えるのではないかと思います。例えば、以前、新しい職場に転職するなどで見知らぬ環境に置かれることになった場合にどのように適応するかについての自分なりの考えを、"新しい環境でバリューが出せずに悩んでいる場合の解決法"という記事で紹介しました。当該記事の執筆当時はエフェクチュエーション理論は知りませんでしたが、今振り返って読み返すと、かなり共通する要素があるように感じます。 また、ここ数年、自分自身が、これまでとは全く新しい環境に身を置き、

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  • 数字で簡単にわかるニッポンの少子化問題|樫田光 | Hikaru Kashida

    記事は、日少子化の現状を「数値に基づいて」より少しでも多くの人に知ってもらうことを目的に、少子化を専門とする人口学者を含む3名のメンバーの共著で書かれています。 記事の一部をまとめた内容。この記事ではこういったことが学べます。はじめに2023年の12月、 政府は「こども未来戦略」で少子化対策の強化を打ち出しました。岸田首相は2030年(代)までを「少子化対策のラストチャンス」として、対策が議論されています。 ニュースやメディアで、日は深刻な少子化社会だという情報に触れることがだいぶ増えてきたかと思います。少子化が起こっている、少子化はヤバいという認識自体は、多くの人の中で広まっているとは思うのですが、その実態はどの程度正しくされているでしょうか。 なぜこんなに少子化(低出生率)になっているのか?少子化はそもそも問題なものなのか? 政府に対策を任せておけば大丈夫なのか。 この記事は、

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  • よいKPIを考えるうえで重要なこと|樫田光 | Hikaru Kashida

    こんにちはHikaru Kashidaです。 表題について、普段から考えていたことを適当に書きました。 1 / Visionaryよく設計されたKPIとは、サービス/プロダクトを作るチームにとって一種の「Vision」になっていなければなりません。 KPIとは「願い」だ そもそもKPIとは何なんだろう?と考える時、僕は「漫画キングダム」のこのシーンを思い浮かべます。 これは、国内屈指の法の専門家とされている李氏に対して、昌文君が「法とは一体何なのだ」と詰め寄ったときに、李氏が毅然として答えを放った一コマです。 キングダム 494話 地下牢の賢人より "法"とは願い! 国家がその国民に臨む人間の在り方の理想を形にしたものだ!しびれますね。 しかし、翻って考えてみると、これはKPIについて考えるときも全く同じではないでしょうか。 KPIとは「僕たちのプロダクトはこのような形であってほしい」とい

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  • グロースについての9つのPrinciple|樫田光 | Hikaru Kashida

    こんにちは、Hikaru Kashidaです。 メルカリという会社で、主にサービスのグロースのためのデータ分析をしています。最近は、ピースオブケイクという会社でnote(あなたが今見ているこのサービスです!)というサービスのグロースのための顧問なんかもしています。 こちらに自己紹介などを書いているので、お前誰よって思った方は見てみていただけると幸いです。 さて、TL;DR ー 長いので先に結論を... 文が長くなったので、5行でクイックに結論を書いておきます。 ・Growth Hackという言葉が前に流行したが今となってはどうでもいい ・シリコンバレーではGrowth Teamが存在する会社が多い ・グロースはPMFのあとに始まる ・僕の考えるグロースの全体構造は下図みたいな感じ ・いちばん最後に、僕の考える「9 principles of Growth」を書いた。長いと感じる人は、間を

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  • UIデザインとデータ分析の近接点|樫田光 | Hikaru Kashida

    こんにちは、hikaruです。 (誰?と思った方はこちらの自己紹介を見てくだると嬉しいです) 最近、デザインにとっても興味があります。 そんなこんなで先月くらいから、Cocoda!というUIデザインの学習サイトでゆるっと勉強を始めたところ、 Cocoda!の初心者コースを見ながら人生で初のUIデザインを作ってみてるが、丁寧でキットが充実しているおかげで僕のようなド素人でも意外にサクサク作れて楽しい。 しかしデザインツール便利だ。これはデザイナに限らずみんな使えるようになったほうが良さげ pic.twitter.com/1NEjvkNfqY — 樫田光 | Hikaru Kashida (@hik0107) July 17, 2020

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  • 『データ分析』という言葉の解像度を上げる『3×2』の考え方を君にだけ教えよう|樫田光 | Hikaru Kashida

    こんにちはHikaru Kashidaです。 "データ分析"というのは、非常にいろんな場面に使えるな〜、と常々思っているのですが、その反面あれもこれも同じように『データ分析』と呼ばれていて、言葉として解像度が低いよなあと思うことも増えてきています。 この記事ではそんな、『データ分析』というかわいそうな便利ワードの解像度を少しあげられるかもしれない考え方をお教えします。 読んだ方から頂いた反応 とてもわかりやすい!!どの部分に興味持つかで合う職種がわかりそう、私は「business×変える」だった(「TBT」はイケてると思います😉) →『データ分析』という言葉の解像度を上げる『3×2』の考え方を君にだけ教えよう|樫田光 | Hikaru Kashida @hik0107|note(ノート) https://t.co/WDSDovWlK7 — 豊田弥生🍉ECマーケ (@march3rdya

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  • 色んな会社の分析チームのことがわかりそうなリンクのまとめ|樫田光 | Hikaru Kashida

    データ分析チームは色んな会社に存在すると思いますが、そういった種々のチームの内情がわかりそうなリンクを会社ごとにまとめてみました。(随時更新) 会社研究などにお使いください。 mercari

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  • 新しい環境でバリューが出せずに悩んでいる場合の解決法|樫田光 | Hikaru Kashida

    中途での転職など、新しい環境に入った時に自分がバリューが発揮できていない、と焦ったり悩んだりした経験はないでしょうか。 この種の問題については、人によって感じ方や対処法は様々だと思いますが、少なくとも僕自身はそういった状況に大きなストレスを抱えやすい性格です。また、度合いの強弱はあれど多くの人が似たような経験を持っている、またはこれからの人生で経験するのではないかと思います。 大事なことは自分に合った対処法のゴールデンルールを持っておくこと、そして同時に自分が落ち入りがちなアンチパターン、つまり良くない思考・行動の癖などを把握しておくことです。 この記事ではそういった、「新しい環境でまだ価値を発揮できずに焦っている」というシーンにおける対処方法を、僕自身のパターンを元に書いていきます。 僕と同じような性格の方はそのまま参考にしていただければ幸いですが、自分はそう言う経験はないな、という方は

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  • 意思決定のROIという考え方|樫田光 | Hikaru Kashida

    こんにちは、樫田です。 ご存じの方もそうでない方もいると思いますが、この数年メルカリという会社でデータ分析という業務を通して意思決定に関わる仕事をしてきました。(知らない方は ⇨ 僕について) ビジネスはいわば意思決定の塊で出来ています。事業と組織、そのすべてのことが何らかの意思決定を通して動いていると言っても過言ではないでしょう。 僕自身、仕事で分析を行う中でも「意思決定」という領域に対するフォーカスは強かった方だと自負しています。今振り返ってみると、メルカリ在籍時に受けたインタビューもそのスタンスがタイトルとして切り取られていることが多かったようです。 さて、意思決定について話す時に「良い意思決定とはなんだろう?」と問うと、一般的には「良い意思決定とは正しい決定である」というような答えが返ってくることが多いような気がしています。また、昨今のスタートアップに聞けば、意思決定は早いほど優れ

    意思決定のROIという考え方|樫田光 | Hikaru Kashida
  • 良いKPIとはなにか、あるいはガールズバー施策について|樫田光 | Hikaru Kashida

    こんにちはHikaru Kashidaです。 今回の記事では良いKPIとはなにか、について書きたいと思います。 気づいたらとっても長い記事になっていたので、ご注意ください。 この記事で述べることのまとめ ・"良いKPI"は『正しさ』と『使いやすさ』という要素に分けられる ・この両立は難しく、良いKPIを作るのは簡単ではない ・正しくないKPIはガールズバー施策を生む ・良くないKPIの例はごまんとある読んだ方の感想 公開後、素敵な感想をたくさんいただけたので、いくつかはらせていただきます。 KPIとは KPIというのは「Key Performance Indicator」、つまりビジネスなどの計画においてコアとなるパフォーマンス指標(数値)のことです。 KPIの起源ですが、1992年に米国で提唱された『Balanced Score Card』という経営手法のいち要素として登場したのが普及の

    良いKPIとはなにか、あるいはガールズバー施策について|樫田光 | Hikaru Kashida
  • グロースの逆説 : メルカリで分析とサービスグロースをやる前に知りたかったこと|樫田光 | Hikaru Kashida

    この記事ではメルカリという会社で4年ほどプロダクトやマーケティングの分析、グロースなどをやっていた僕( hik0107 / hikaru )がそこで得た学びをまとめておこうと思います。 金曜の夜だしこれまでの学びをまとめてる。自分がメルカリにはいる前に知っていれば、同じ成果を出すのに20%位の時間で出来たであろう、そんな圧倒的な知見たち。まあ、それを肌身を切って知るということが大事で、はじめから紙の上の知識として知っていても意味はなかったりする側面もあるのですが pic.twitter.com/jV1ZgHr0u5 — hikaru / 樫田光 (@hik0107) December 24, 2021 特に「こうやったらうまく行った」というよくある成功談ではなく、 「これをわかってなかったために時間を浪費した」 「結局の所、これが一番大事という当たり前の結論に達した」 などという"知ってい

    グロースの逆説 : メルカリで分析とサービスグロースをやる前に知りたかったこと|樫田光 | Hikaru Kashida
  • メルカリのデータ分析チームでやったことの振り返り|樫田光 | Hikaru Kashida

    こんにちは。 データアナリスト 兼 チームのマネージャ としてメルカリという会社に4年ほど勤めていたのですが、色々やった気はするが、思い返してみると結局の所何をしたんだっけ?という気持ちに突然なりました。僕は忘れっぽいので、今後もこういう瞬間は何度も訪れそうな気がしています。 ということで、この4月から新しいことを始めるこのモーメントに自分が何をしたのかをちゃんと書き残しておくことにしました。 自分自身の記憶のアーカイブの役割とともに、誰かの参考になれば望外の喜びです。 大体2016−2019年くらいの話です(今のメルカリのデータ分析チームはもっと進化していますのであしからず。) LTVの概念を導入した2022年現在となってみると非常に不可解ではあるが、私がメルカリに入社した2016年頃には、社内では「LTVを見る」という概念はなかった。 ゆえに、投資がリクープ(回収)できているかどうかを

    メルカリのデータ分析チームでやったことの振り返り|樫田光 | Hikaru Kashida
  • 資料の準備が無い会議滅びろ委員会|樫田光 | Hikaru Kashida

    これはなにか この記事は表題の通り、『資料の準備が無い会議』をこの世から可能な限り滅殺したいと考える筆者の考えを述べたものです。 資料がない会議はその大半が非効率なものであり、参加者の時間をいたずらに消費するだけの害悪でしかありません。 また、会議を設定しておきながら資料の準備をしない(もしくは然るべき人に準備を指示していない)方の存在は、会社全体の生産性を下げるコトになります。はっきりいいます。害虫です。その方が高い職位にあっても、どんなに忙しい方でも関係ありません。その場合は他の人間に用意するように指示していればいいだけの話です。 ....やや言葉が過ぎました。 それはともかく、僕は会議には資料が良いされている方が、はるかに世の中を良くすると思っています。 その理由を話す前に、まず大前提となる、『会議とか何か』そして『資料とはなにか』について考えてみたいと思います。 最初に注意ここで言

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  • あなたが行動習慣を作りたいと思った時に読むと役に立つ記事|樫田光 | Hikaru Kashida

    2021/1/2にこの記事を書いています。 新年になって新しい何かに取り組みたいと考えている人に少しでも役に立てばと思い書きました! こんにちは、hikaruです。 最近、「習慣化」についてとても興味があります。 僕は元来かなーーーーり怠け者なタイプで、やる気があるときと無いときの差がかなり激しい方です。スイッチのOn/Offによってかなり行動量に差が出る人種なんですよね。 スイッチが入るときはバリバリと仕事をこなすのですが、スイッチを押すのに手間がかかる。いや、自分で自分のスイッチはわかっていて、それは結局の所「まず行動すること」なんですが、スイッチがoffだとその「まずの行動」が出来ないという。服を買いに来ていく服がないから買いに行かない、的な状況が起こるわけです。 そんな自分ですが、2020年はそれまで勤めていた会社を辞めて独立したり、コロナの影響もあり、外出や行動が大きく制限される

    あなたが行動習慣を作りたいと思った時に読むと役に立つ記事|樫田光 | Hikaru Kashida
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