ブックマーク / yamdas.hatenablog.com (126)

  • MozillaはFirefoxへのユーザーの愛を取り戻せるのか? - YAMDAS現更新履歴

    Mozilla wants you to love Firefox again - Fast Company Mozilla は再び Firefox を好きになってもらいたいみたいだけど、その過程で Firefox の最も忠実なユーザーの気分を害さずにいられるだろうか? という Fast Company の記事だが、ワタシはもう何年になるかは覚えていないが、長らく Firefox をメインブラウザとして使い続けてきた奇特な人間としては気になるところである。 この記事が最初に取り上げるのは、先月の Firefox が広告のためにユーザーデータを集める機能をデフォルトでオンに設定した話である。 プライバシーの専門家によれば、このデフォルト設定はほとんど無害らしいが、少なからぬ Firefox ユーザはこれを裏切り行為と見た(ワタシ自身も上でリンクした GIGAZINE の記事に従って、反射的に

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  • Amazonは生成AIアシスタントで開発者4500人年の工数を節約し、年間2億6000万ドルもの効率向上を実現したって? - YAMDAS現更新履歴

    Amazon のアンディ・ジャシー CEO の以下の投稿が話題になっている。 One of the most tedious (but critical tasks) for software development teams is updating foundational software. It’s not new feature work, and it doesn’t feel like you’re moving the experience forward. As a result, this work is either dreaded or put off for more exciting work—or… pic.twitter.com/MJvsqNxgiT— Andy Jassy (@ajassy) August 22, 2024 ソフトウェア開発チームにとっても

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  • New York Timesが選ぶ21世紀の100冊の邦訳リスト - YAMDAS現更新履歴

    www.nytimes.com 21世紀といってもまだ四半世紀も経っていないのに気が早い話だが、およそ5年前に Guardian も同様の企画をやっており、まぁ、やりたくなるものなんでしょう。Guardian と同じく、2000年発表の作品が入っているのはなんだかなと思ってしまうが。 503人もの作家や批評家などの投票による今回のリストの中で、邦訳が出ているのは以下の66作品になる(抜けがあったらすいません)。 1. エレナ・フェッランテ『リラとわたし』(asin:4152096985、asin:B073S4BSRG) 3. ヒラリー・マンテル『ウルフ・ホール』(asin:415209205X、asin:4152092068) 4. エドワード・P・ジョーンズ『地図になかった世界』(asin:456009019X) 5. ジョナサン・フランゼン『コレクションズ』(asin:41512006

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  • 産業ロックについて語るときに渋谷陽一の語ること - YAMDAS現更新履歴

    rockinon.com この記事タイトルには苦笑してしまった。ジャーニーを「「産業ロック」呼ばわり」って、それやったの、お前のとこの社長(現在は会長)だろが! というわけで、渋谷陽一の著書などからの引用を今月もやらせてもらう。今回は、彼が「週刊FM」1982年12号に寄稿した「産業ロックへの挑戦状」を紹介する(『ロック微分法』収録)。 FM ラジオ専門の週刊誌があったなんて、若い世代の人にしてみれば信じられないかもしれないが、それはともかく、この文章の「産業ロック」というお題は、編集部サイドから与えられたものらしい。 この"産業ロック"、僕が勝手につけた名称で、アメリカで売れまくるフォリナー、ジャーニー、スティックス、REO・スピードワゴンといった一連のグループを指す言葉である。アメリカではこういうグループを"ダイナソー・ロック(恐竜ロック)"と呼ぶらしい。つまり巨大で古めかしいというわ

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  • Windowsコンピュータがもう自分のものに思えない、という感覚 - YAMDAS現更新履歴

    www.howtogeek.com 「オペレーティングシステムは、『パーソナル』コンピュータのもっともパーソナルな部分で、かつては Windows ユーザとして、自分がマイクロソフトからコンピュータを借りてるような感覚はなかったのだが、最近では自分のものだという感覚がまったく消えてしまった。私には Windows がかつてないほど安っぽく、商業的に感じるし、それは良いユーザ体験の秘訣とは思えんね」という文章で始まる記事だが、これ分かるわー。 その後、「Windows のオフライン黄金時代」として Windows 3.1 の話から始まるのにのけぞるが、要は今の Windows は常にオンラインであるのを要求するのとともに自分のコンピュータ体験が「パーソナル」でなくなっていると嘆いているわけだ。 で、その最新版と言えるのが、Windows 11 でスタートメニューに表示される広告である。今では

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  • 静的ウェブサイト作成ガイドは個人サイト再興に資するか - YAMDAS現更新履歴

    www.staticguide.org Markdown Guide の著者として知られるテクニカルライターの Matt Cone が、HTMLCSS、そして何より Hugo の静的サイトジェネレータを使って静的なウェブサイトを作成するガイドを書いている。 要は、このサイトの記述に従えば、スクラッチからウェブサイトを構築するプロセスを経験でき、ウェブサイトがどんなもので、そこでどんなテクノロジーが動いているか理解できるというわけだ。 やはり、「静的ウェブサイト」というのがポイントだろう。著者自身、Introduction でその理由を説明している。 Static Site Guide が静的ウェブサイトだけを対象とするのは、静的なウェブサイトこそ大多数の人にとって最適な選択肢だと思うからだ。静的なウェブサイトで、ブログ、企業マーケティングのウェブサイト、個人用やプロ用のポートフォリオ

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  • Google検索結果からAIによるまとめを排除するフィルタ「&udm=14」 - YAMDAS現更新履歴

    udm14.com このサイトのドメイン名にもなっている「&udm=14」とは何かということだが、その前に the disenshittification Konami code というサイト名にも注意する必要がある。 disenshittification とは、ワタシも何度も(その1、その2)取り上げているコリイ・ドクトロウによるオンラインプラットフォームの質低下を指す造語 enshittification(メタクソ化)の対義語である。 そして、Konami code だが、もちろんコナミに由来する言葉で、いわゆる「隠しコマンド」全般を指すフレーズになってるそうな。 つまりは、「メタクソ化に抗う隠しコマンド」、それが「&udm=14」というわけだ。サイトデザインを見れば分かることだが、ここで対象となっているのは Google である。 検索エンジンとしての Google の質低下につい

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  • 自動車メーカーは顧客の運転動作を保険会社と共有している - YAMDAS現更新履歴

    www.nytimes.com この記事は、シアトル近郊のソフトウェア会社のオーナーであるケン・ダール氏の話から始まる。いつも安全運転を心がけている65歳の彼は、2022年にリースしているシボレー・ボルトの保険料が2割以上も跳ね上がったのに驚いた。他の保険会社にも見積もりをとったが、どこも高い。なんでやと思ったら、世界的なデータブローカーの LexisNexis のレポートが原因らしい。 ダール氏が LexisNexis に要求したところ、258ページに及ぶ「消費者情報開示報告書」を送ってきた。そこには130ページにわたり、彼とが過去6か月間にシボレー・ボルトを運転した詳細(日付、運転の開始/終了の時刻、走行距離、スピード違反、急ブレーキ、急加速)が記されていた。 その走行内容は、シボレー・ボルトの製造元であるゼネラルモーターズから提供されており、LexisNexis はその運転データを

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  • AI界隈で「オープンソース」が最新のバズワードになっている……って何をいまさら - YAMDAS現更新履歴

    www.technologyreview.com 日語版にはまだ翻訳があがってないので取り上げておく。 [追記]:日語版に「誰もがオープンと言い出した ——AI業界で攻防、オープンソースの定義を巡り」が公開されている。 「テック業界はオープンソース AI のなんたるかで合意できない。それは問題だ――その答えが、このテクノロジーの未来を誰が形作るかを決めるかもしれない」という文章である。記事の冒頭を訳してみよう。 突如として、AI 界隈で「オープンソース」が最新のバズワードになっている。Meta はオープンソースの汎用人工知能を作ると宣言した。またイーロン・マスクは、AI モデルをオープンソースにしていないと OpenAI を訴えている。 時を同じくして、オープンソースの覇者として名乗りを上げるテックリーダーや企業も増えている。 しかし、根的な問題がある――「オープンソース AI」が何

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  • SFが未来を方向づけるのか? 当代の人気SF作家が答える - YAMDAS現更新履歴

    nautil.us これは面白いインタビュー記事だ! 冒頭で、今どきのテック大富豪はたいていティーンエージャーの頃に SF を読んで影響を受けているとして、ビル・ゲイツ、セルゲイ・ブリン、ジェフ・ベゾス、そしてイーロン・マスクの名前を挙げているのだが、このあたりについては『天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊』(asin:429610957X)などを読んでも分かりますね。 そして、けどあいつら当に SF 読めてるのかね、とイーロン・マスクの投稿をちょっと皮肉っているのだが、この記事では以下の6人の人気 SF 作家にズバリ「SFが未来を方向づけるのか?」という疑問をぶつけている。 N・K・ジェミシン:『第五の季節』(asin:4488784011)に始まる《破壊された地球》三部作で3年連続ヒューゴー賞長編部門受賞 アンディ・ウィアー:映画化された『火星の人』(a

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  • 邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2024年版) - YAMDAS現更新履歴

    さて、私的ゴールデンウィーク恒例企画である「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする」の季節である(過去回は「洋書紹介特集」カテゴリから辿れます)。 以前から書いているが、このブログは一度の更新で5つのエントリを公開するのを通例としており、そうするとそのうちひとつくらいは洋書を紹介するエントリを紛れ込ませることができる。そのおかげで、この一年ブログで紹介してきた洋書をまとめるだけで、今回も全38冊(ワオ!)の洋書を紹介できるわけだ。 ご存じの通りの円安の進行のせいで、これから翻訳書の刊行にブレーキがかかるのかもしれない。それは大きな損失だと思う。また先日ある場所で、日のネットユーザがますます海外の情報に目を向けなくなったという話が出たのだが、翻訳書が減少したら、その傾向にも拍車がかかるかもしれない。面白そうな洋書を知ったら取り上げることで、その傾向に抗いたいのである。 まぁ、こ

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  • 企業のクラウド離れが起こっている理由 - YAMDAS現更新履歴

    www.infoworld.com 『Insider's Guide to Cloud Computing』(asin:B0BYHX7LF6)の著書もあるクラウド分野のベテランである David Linthicum が、「企業のクラウド離れ」についての記事を書いている。 最新の調査で、英国の企業の25%が、クラウドベースのワークロードの半分以上をオンプレミスのインフラに戻しているそうな。IT リーダーにした質問への回答を見ると、その大多数がクラウドからオンプレに回帰するプロジェクトに関わったことがあるという。なぜか? 理由には、セキュリティの問題やプロジェクトへの期待の高さが挙げられている。そして、クラウドが「期待に応えられなかった」という回答も多い。予想外のコスト、パフォーマンスの問題、互換性の問題、サービスのダウンタイムも挙げられている。 オンプレ回帰の一番の理由は、やはりコストの問題

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  • グリーンソフトウェアとは何ぞや? - YAMDAS現更新履歴

    オライリー家から Building Green Software なるの刊行が予告されている。 Building Green Software: A Sustainable Approach to Software Development and Operations 作者:Currie, Anne,Hsu, Sarah,Bergman, SaraOreilly & Associates IncAmazon 恥ずかしながら、「グリーンソフトウェア」という言葉自体知らなかった。 調べてみると、Green Software Foundation なる団体があり、そのサイトによると、グリーンソフトウェアとは温室効果ガスの排出を削減するソフトウェアのことらしい。 詳しくは、このサイトの「グリーンソフトウェアとは」を見ていただくとして、この日語訳を手がけているのは NTT データの方だが、NT

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  • 『教養としての〇〇』本の世界(2023年版) - YAMDAS現更新履歴

    先日、以下の投稿を目にして、こちらまでびっくりしてしまった。 これは読みたい! 先日、書店で『教養としての教養』というを目にしてびっくりしたところでした。 https://t.co/QJ2lS4HAib— 丸尾宗一郎 (@miduwo) November 11, 2023 ホントにそんなあるの? と調べたら、当にあるのである。というか、『教養としての〇〇』というがやたらと出ている。 せっかくの機会なので、今年2023年に刊行された『教養としての〇〇』を調べてみた。とにかく数が多いので、副題に「教養としての」というフレーズが入るもの、書名の最初に「世界のビジネスエリートが身につける」とか前置きが入るもの、また電子書籍版しかないものはすべて除外し、純粋な(?)『教養としての〇〇』を集めてみた。 以下、刊行日順。 教養としての世界宗教史 (宝島社新書) 教養としての精神医学 教養とし

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  • かの『Whole Earth Catalog』がほぼ完全にオンライン公開されている - YAMDAS現更新履歴

    wholeearth.info いやぁ、驚いたねぇ。スチュアート・ブランドが手がけ、後にスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学での卒業式スピーチの最後に言及して以降、多くの人に知られるようになった『Whole Earth Catalog』だが、派生シリーズを含めて各号がスキャンされてほぼすべてオンライン公開されている。 先週、「テクノ楽観主義者からラッダイトまで」でダグラス・ラシュコフによるスチュアート・ブランド批判を取り上げたが、ワタシ自身は「風上の人、スチュアート・ブランドの数奇な人生」も書いており、スチュアート・ブランドを偉人だと思っている。 ジョン・マルコフによる彼の伝記『Whole Earth』の邦訳がもう少ししたら出ると思うので、意図せずその前祝いとなるニュースだと思う。 ネタ元は Boing Boing。

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  • なぜサイバーセキュリティ分野で人材が不足しており、職が埋まらないのか? - YAMDAS現更新履歴

    apnews.com 2025年にはサイバーセキュリティ分野での未採用の職が350万になるよという、昨今の米国 IT 業界におけるレイオフ事情を知るとホントかよという話である。なんでそんなことになるのか? 過去2年間、テクノロジー企業では30万人が雇用を失ったというが、サイバーセキュリティ分野は失業率ゼロを維持する稀有な雇用市場らしい。というか、今やあらゆる IT 部門がサイバーセキュリティ部門でもある。 brothke.medium.com 『コンピュータ・セキュリティ入門』(asin:0071248005)の邦訳もある、サイバーセキュリティ分野のベテラン Ben Rothke がこの問題を分析している。 彼によると、ゼネラリスト、中間管理職、CISO(最高情報セキュリティ責任者)、自称サイバー分野の専門家の成り手は不足していないという。実際にサイバーセキュリティ部門で足りていないのは、

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  • なぜ我々は電子書籍を「所有」できないのか? 出版社とプラットフォームの力学を解き明かす研究 - YAMDAS現更新履歴

    michaelweinberg.org Open Source Hardware Association の理事を務め、ワタシが訳した『3Dプリンティングと著作権を考える』の著者であるマイケル・ワインバーグが、「なんで電子書籍を所有できないの?」という直球なエントリを書いている。 もはや電子書籍はまったく珍しいものではなく、お金を払ってアクセスするのは容易である。しかし、所有する紙のにできるようなこと、転売したり、譲渡したりができない。つまり、我々は電子書籍を「所有」はしておらず、特定のプラットフォームで電子書籍にアクセスする「ライセンス」を買ってるだけ、という話はよく知られる。 で、それは誰のせいでそうなってるの? どんなインセンティブや制約のせいでそうなってんの? を掘り下げた The Anti-Ownership Ebook Economy(リンク先 PDF ファイル)が公開されて

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  • ソフトウェア開発の真の問題点は、コードを書くことではなく、問題の複雑さの管理にある - YAMDAS現更新履歴

    www.oreilly.com オライリー・メディアのコンテンツ戦略部門のバイスプレジデントであるマイク・ルキダスの文章だが、彼が数週間前、「コードを書くことが問題なのではない。複雑さをコントロールすることが問題なのだ」というツイートを見かけた話から始まる。彼はこれに感心したようで、これから何度も引用すると思うので、誰のツイートか思い出せればいいのにと書いている(ご存じの方は彼にご一報を)。 件のツイートは、プログラミング言語の構文の詳細や API が持つ多くの関数を覚えることは重要じゃなくて、解決しようとしている問題の複雑さを理解し、管理することこそが重要だと言ってるわけですね。 これは皆、覚えがある話だろう。アプリケーションやツールの多くは、最初はシンプルである。しかも、それでやりたいことの80%、いやもしかしたら90%をやれている。でも、それじゃ十分ではないと、バージョン1.1でいく

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  • ブルース・シュナイアー先生の新刊の邦訳『ハッキング思考』が出るぞ! - YAMDAS現更新履歴

    www.catapultsuplex.com 復活した(と言ってよいよね?)カタパルトスープレックスにおける、このブログでも何度か名前を挙げてきたブルース・シュナイアー『A Hacker's Mind』の書評である。 まだちゃんと読んでなかったのでありがたや。 ふと、気になって調べてみたら、10月にこれの邦訳が出るのに気づいた! ハッキング思考 強者が歪める社会のルールを正す方法 作者:ブルース・シュナイアー日経BPAmazon まだ版元にもページができておらず(何度も書いているけど、そういうところが日の出版社はダメよねぇ……)正確なところは分からないが、Amazon のページの記述を見る限り、これは『A Hacker's Mind』の邦訳だろう。 しかし……ということは、5年前に刊行された『Click Here to Kill Everybody』の邦訳は結局出ないままということになっ

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  • オープンソースの定義にこだわるのはもう無意味なのか? - YAMDAS現更新履歴

    [2023年8月22日追記]:松尾研究室の投稿にあるように、問題のプレスリリースは修正がなされ、「オープンソース」の記述は削除されている。 weblab.t.u-tokyo.ac.jp 東京大学松尾研究室が大規模言語モデル(LLM)を公開というニュースが先週話題となったが、「商用利用不可のオープンソース」という記述に「商業利用できない」のであれば、オープンソースではないという突っ込みがすかさずあがり、佐渡秀治さんも「座視することが難しい」と意見表明している。 ワタシもこれらの意見に賛成である(事実そうした声を受けて、ITmedia などは記事の記述を改めている)。ただ、この話題にすっぽり重なる文章を少し前に見て、居心地が悪い思いをしていたので、それを紹介しておきたい。 www.infoworld.com 「オープンソースのライセンス戦争は終わった」というタイトルだが、どういう文章なのか?

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