PCがなかった営業事務所にiPadを導入、煩雑な伝票入力を合理化して業務効率を向上 従業員の情報活用モチベーションもアップした丸友青果 石川県金沢市中央卸売市場に拠点を構える丸友青果では、PC操作に慣れた社員がほとんどおらず、営業活動にまつわる事後処理のほとんどを手作業で行っていた。この状況を一変させたのが、iPadである。手書きで行っていた伝票入力をiPadにシフトすることで、煩雑なデータの再入力・集計作業を合理化。大幅な作業時間の短縮とコスト削減をもたらすとともに社員の情報活用意識も、劇的に向上したという。 小山健治/ライター 約8万6,000㎡の広大な敷地を持つ金沢市中央卸売市場が、石川県庁にほど近い金沢市西念に開場したのは1966年のこと。以来、約半世紀に渡る歴史を経て、野菜、果物、魚などの生鮮食料品を中心とした地域の人々の「食」を担ってきた。 この金沢中央卸売市場の青果部の一角