本稿は、2020年12月20日に行われたオンラインワークショップ「ポピュラー音楽と文化助成〜COVID-19による影響」の内容をまとめたものである。 司会は社会学者、大学講師の宮入恭平(敬称略)。スピーカーとして加藤賢(大阪大学大学院博士課程2年 音楽学)、コバヤシアツシ(ミュージシャン、音響業)、山本佳奈子(ライター/Offshore)の三人が登壇した。 宮入は冒頭で、2020年11月にSaveOurSpaceによって公開された事業者向けのアンケート「全国のライブハウス/ミュージッククラブ(ライブバーやライブカフェ、DJバー等を含む)を運営する事業者の方々へのアンケート」を引用し、音楽ベニューを経営する全国の事業者がCOVID-19による状況下でどのような助成制度を利用していたかについて整理した。 (アンケート結果は全てこちらのページより引用 http://save-our-space.