東京 池袋で、歩行者などが乗用車に次々にはねられて2人が死亡した事故で警視庁は、13日乗用車を運転していた88歳のドライバーを事故現場に立ち会わせて当時の詳しい状況を調べました。 13日は、警視庁の捜査員が現場で手を合わせたあと、午前10時すぎから乗用車を運転していた旧通産省の幹部だった飯塚幸三元職員(88)を初めて立ち会わせて検証を行いました。 事故を起こした車と同じ車種の乗用車を使って車が走行したルートを確認したほか、歩行者などがはねられた場所で当時の状況について聞き取っていました。 元職員はつえをつき、時折、警察官に支えられながら現場に立ち会い、質問に答えていました。 警視庁によりますと、これまでの事情聴取に対して「アクセルが戻らなくなった」「ブレーキを踏んだが利かなかった」などと話しているということですが、現場にブレーキの痕はなく車の不具合も確認されていないということです。 警視庁