(出所)公開情報をもとに筆者作成。 なお、同日、ハイバトッラー・アーホンドザーダ指導者は声明を発出し、国家の統治と国民生活はシャリーア(イスラーム法体系)によって統制されるとの方針を示した。なお、同指導者の敬称には「信徒たちの長」が用いられている。 評価 今次リストは、あくまでも現下の諸問題に対処するための暫定的なものである点に留意が要る。政治体制の全体像、任期、正式な政権への権力移行プロセスなど、将来への政治的ロードマップは示されておらず、今後、状況に応じて閣僚が追加される可能性もあるだろう。 それでも、アフガニスタン政府が事実上崩壊し権力の所在が曖昧な状況が続いていた中、ターリバーンが暫定内閣を公表したことで権力移行プロセスが一歩前進したと評価はできる。今回、ターリバーンは早期に組閣する必要に迫られる状況下、9月6日、パンジシール州(カーブルから北方に位置する渓谷)を陥落させたと主張(
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