3月11日に発生した震災で被災された皆様に対しまして心よりお見舞い申し上げます。この原稿を書いている3月21日現在で、亡くなった方・行方不明の方が2万人を超えてしまいました。さらに多くの方が避難所で不自由な暮らしを余儀なくされ、福島の原子力発電所の事故は終息していません。 地震・津波・原発事故、この戦後最大ともいえる日本の危機に、私は何ができるのか。様々な衝撃的な映像が飛び交うテレビを前にこの10日間考えてきました。節電、募金、献血、思いつくことをやってみても、自分の無力さに歯がゆい思いをしています。しかし一人の国民としてできるこうしたことの他に、私たちエンジニアだからこそやらなければならないことがあるはずです。 それは、この震災から、人類が安全で幸せな生活をおくるために将来どのような技術が求められているかを真剣に考える。そして研究開発の方向性を示し、全力でそれを実行し、人々が安心して暮ら
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