2016年09月22日22:49 「リアリティっぽさ」を演出する近未来SFの腕力、『鉄腕アダム』(吾嬬竜孝) カテゴリ個別漫画感想 satsuma122 Comment(0) 鉄腕アダム 1 (ジャンプコミックス) [コミック] 漫画に大事なことは「リアリティ」だ、とどこかの漫画家先生も言っていた。 読者がフィクションにリアリティを感じるのは、現実に起こりそうな物語であり、 そういう点で「近未来SF」にはリアリティを感じさせる力がある。 物語の舞台は2045年の地球。 量子コンピュータが実用化されて、衣類には自動洗浄機能が標準的についており、 火星ではナノマシンを使った環境改良によって移住計画が進行している世界観。 そんな近未来の地球に「蝶」と呼ばれる未知の敵が宇宙より飛来する。 p.132, 133より引用。「蝶」と名付けられる未知の敵性物体。 「蝶」は体内のコンピュータの中で膨大な計算