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2009年9月27日のブックマーク (3件)

  • 「僕にとってゲームは悪」だが……富野由悠季氏、ゲーム開発者を鼓舞

    「機動戦士ガンダム」の監督として知られる富野由悠季さんが9月2日、パシフィコ横浜で開かれているゲーム開発者向けイベント「CESA Developers Conference 2009」(CEDEC 2009、3日まで)で、「慣れたら死ぬぞ」と題した基調講演を行った。 「僕にとってゲームは悪」「CGの絵は、はっきり言ってつまらない」など、歯に衣着せぬ言葉でゲーム業界やCGを痛烈に批判しながらも、昨年語ったプロ論(「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る)と同様、「あのジジイ(富野氏のこと)を黙らせてやろうと考えてくれ」などとクリエイターを鼓舞する“富野節”に、詰めかけた来場者はわいていた。 アニメ制作は、映像業界で最下等の仕事だった 講演テーマ「慣れたら死ぬぞ」は、口をすべらせた言葉がたまたまタイトルになったということが実情ですが、基的にはお話できると思います。 まず

    「僕にとってゲームは悪」だが……富野由悠季氏、ゲーム開発者を鼓舞
  • 自己組織化は設計可能か──スティグマジーの可能性

    今回筆者が編集部から依頼されたテーマは、「きたるべき秩序とはなにか」というものだ。その論考に入る前に、自己紹介もかねて、稿を執筆するに至った背景や経緯について簡単に記しておきたい。 昨年から筆者は、さまざまな場所でウェブ上の新しい「秩序」に関する論考を発表する機会に恵まれてきたが★1、そこでキーワードにしてきたのが「生態系」や「生成力」といったある種の生命論的・生態学的なメタファーであった。インターネットの大衆的普及からはや10年以上が経過したが、そこでは種々さまざまなコミュニティやそれを支えるアーキテクチャ(人工構造物)が日々発生・成長・淘汰を繰り返しており、その全容を見渡すことは極めて難しくなっている。筆者はまずその現象に切り込むための解読格子として、「生態系」をはじめとする生命論的なメタファーを採用したのである。 ■ しかし、ただちに注釈しておかねばならないのは、こうした生命系のメ

    自己組織化は設計可能か──スティグマジーの可能性
  • SUKEBENINGENSUKEBENINGEN アニメのレイアウトについて。

    映画のレイアウトは絵画の模倣から始まった(「いや、写真だ」という人もいるかもだが、写真もやはり最初は画家のアルバイトだった)。古い映画を観ると笑う。あまりに厳密に画面を作り過ぎてるから。奥にいる女優の赤いワンピースと画面上で韻を結ばせる為、対角線状に赤いチューリップを生けた花瓶など置いてる。 コレが廃れたのはウソっぽさが見え、映画の「現実を記憶するメディア」という特質性が否定的になるから。たとえフィクションでもやはり実写というのはドキュメンタリーだ。絵画ほど真実は追求出来ない、かなり現実に縛られるメディア。 劇場アニメのレイアウトは普段テレビでは出来ない「まるで映画のように凝ったレイアウト」を志向する。広角レンズ、斜め上あるいは斜め下など難しいアングルからのパースを付ける。それらはとても印象になる。 でもその手法は絵画ではあまり無い。何故か?絵画は永遠性を求めるから。それらのレイアウトは映