若者に少子化対策が響かない理由 特に若者、独身者にとって今回の施策はピンとこないだろうなと思うのです。「ピンとこない」というのは、リアリティーが感じられないということです。 例えば、結婚する前のカップルが、 「児童手当は所得制限なしで18歳までもらえるよ。」とか 例えば、 「育児休業手当は100%保障されるそうだよ。」あるいは、「親が働いてなくても、保育園に通わせられるよ。」といっても、実際、子どもを持たない若者にはいまいち実感が湧かないと思うのです。 結婚していない独身にとって必要なことは、わかりやすいシンプルなメッセージだと僕は考えます。 先般、発表されたロート製薬社の妊活白書によれば、母数は少ないものの18~29歳の未婚男女400人のうち、将来子どもを欲しくないと回答した割合が49.4%にもなり、その理由として、子育てにかかるお金が高すぎると答えている。 若者は、子育てにはものすごく
