17年1月の書籍雑誌の推定販売金額は963億円で、前年比7.3%減。 書籍は508億円で、同6.0%減、雑誌は455億円で、同8.7%減。 雑誌内訳は月刊誌が353億円で、同11. 2%減、週刊誌は101億円で、同1.4%増。 前者の大幅マイナスは、集英社のジャンプコミックスの主要タイトルの12月31日前倒し発売、後者のプラスは発行本数が一本多かったことによっている。 返品率は書籍が36.4%、雑誌は45.3%。 前回の本クロニクルで、12月31日の特別発売日の反動が恐ろしい気がすると述べておいたが、それを実証したかのような雑誌返品率である。 これは特別発売日の企てがほとんど功を奏しなかったことを意味しているし、昨年5月の45.5%と並ぶ高返品率でもある。 963億円の販売金額にしても、やはり昨年5月の最低の962億円をかろうじて上回るものでしかない。 1月の販売金額が1000億円を割った