健康に関心のある人がよく持ち出す話に、酸性食品は体に良くない、体をアルカリ性に保つべきだ、というのがあります。本当でしょうか。 ◆人体は常に弱アルカリ性 まず食品の酸性とアルカリ性とは何なのかを見ておきましょう。『広辞苑』によるとこうです。 「食品に含まれる無機質のうち体内で酸性に作用する硫黄・リン・塩素などが、アルカリ性に作用するナトリウム・カリウム・カルシウムなどより多い食品。穀類・肉・魚・卵など」 『新明解国語辞典』はどうか。「〔アルカリ性食品に対して〕魚類・肉類などのように蛋白質・脂肪を含む食品。〔焼いたあとの灰を溶かした液体は酸性を示す〕」とカッコ内の説明が少し科学的です。 要するに、食品に含まれる無機質(ミネラル)のうち、硫黄・リンなどの元素量(A)と、カルシウム・カリウム・ナトリウムなどの元素量(B)と比べてみて、Aが多いと酸性食品、Bが多いとアルカリ性食品と呼ぶのですね。
