ブックマーク / kame710.hatenablog.com (13)

  • 2018.4.21 『面白くて眠れなくなる植物学』① - カメキチの目

    カメキチの目 『面白くて眠れなくなる植物学』というを読んだ。 眠れなくはならなかったが、「面白い」というのはほんとうだった。 ほとんど難しい話はなく、おおかたは誰もが知っているような植物の話。 しかし、「面白い」「楽しい」だけでは終わらなかった。 あらためて、植物が人生にどれほどたいせつさかを痛感した。 こう言えばちょっと大げさですが、「人類必読の書」とまで思いました。 植物の存在は、私たち人間が「生きる」うえでどれほどだいじなことか(たとえばコンピュータ・人口知能やロボットがなくとも、私たちは生きてゆける)。 の「あとがき」に著者の稲垣栄洋さんは、こんなことを書かれていた。 -「植物学」を学んでも生きていくうえで何の役にも立たない、つまり「実学」のような利用価値がないと思う人がいるかもしれない。 きれいなチョウチョを見ても「美しい」と感じず、「気色わるい」と感じ、かわいい子犬を見ても

    2018.4.21 『面白くて眠れなくなる植物学』① - カメキチの目
  • 2018.2.14 『モアイのイースター島』 - カメキチの目

    カメキチの目 またテレビ番組をネタにしてすみません。 「刺激」に乏しい生活なのでテレビは(とともに)いろいろな世界をみせてくれるのでありがたいです。 録っておいた『モアイのイースター島』というBS・NHKの番組をみた。 「モアイ」や「イースター島」という言葉はよく耳にするけれど、上っ面だけしか知っていなかったことを痛感した。 番組は、21のミステリー(?)を解き明かすというかたちで進行。 どの謎も魅力があり、すばらしい番組でした(制作したスタッフのみなさんのご苦労が想われた)。 番組詳細はネットに譲り、感想をひとつだけ述べさせてください。 「イースター島には『人類の営みのすべて』がある」 最後のさいごに、ナレーターが語った言葉が胸に迫った。 感想は、このひと言にすべて凝縮される。 ミステリーは21もありましたが、その多くはイースター島いがいの地域(場所や時代をこえて)でもみられたに違いな

    2018.2.14 『モアイのイースター島』 - カメキチの目
    tennensui-77
    tennensui-77 2018/02/16
    オーパーツも少しずつ解明されたりとかして少し寂しいです。「ロア」で検索して出てくる都市伝説的な文章も面白いですよ
  • 2017.8.17 蝉 - カメキチの目

    カメキチの目 いま、書いておかなければならないと思いあわてて記事にした。 まだまだかもしれないが、長く生きてきて、私はこのごろ日の自然の移ろいに敏感になったようだと、自己満足している。 あくまで「自己満足」。 だからどうした?ということではないが、「自分」にこだわるのもいいけれど、そこを離れて自然を感じるのも、「感じている自分」を感じて、またいいと思った。 季節は盆を過ぎた。 盆前には二四節季の「立秋」があるし、七二候の「寒蝉鳴(かんせん《ひぐらし》なく)」があった。 台所には「旧暦カレンダー」を吊りさげていますが、二四節季七二候の日はたいてい合っており、昔の人の自然を感じる感覚にはおそれいります。 ちょっと静かなときが増えたけれど、まだ蝉がないている。「シャアーシャアー…」 まるで樹から音が「降ってくる」感じ。 ことしの自分が見聞きするのは、ほとんどがクマゼミ。 これまでの中心はアブラ

    2017.8.17 蝉 - カメキチの目
    tennensui-77
    tennensui-77 2017/08/20
    ベトナムだかではセミけっこう食べるみたいですね(´・ω・`)
  • 2017.7.31 『動物のいのちを考える』1 - カメキチの目

    カメキチの目 『動物のいのちを考える』(朔北社)というにであった。 この前から「つれづれ…」という自分の昔話を書いていますが、きょうはこっちを書きます。ゴメンなさい。 は、 ①伴侶動物(ペット) ②産業動物(牛や豚など) ③動物園動物 ④実験動物(マウスなど) ⑤野生動物 の順で、さまざまな立場の人が書いている。 ブログを始めて広がった私の世界の一つに「動物福祉」というものがあります(カフェインさん、ありがとうございます)。 恥ずかしながら、人間の福祉には携わっていたのですが、「福祉」を動物に広げて考えたことはありませんでした。 ただ、歳をとり人間とか人類を相対化し、空間に広げれば「生き物の一種」、時間に広げれば「生命発達の一段階」と思うようになってきた。 ロボット、人工知能、バイオ…と科学技術万能、その身勝手さを嘆かわしいと思うようになってきたので、「動物福祉」という言葉がとてもよく

    2017.7.31 『動物のいのちを考える』1 - カメキチの目
    tennensui-77
    tennensui-77 2017/08/02
    そうですね…(´・ω・`)
  • 202017・7.27 つれづれの記③ - カメキチの目

    カメキチの目 歳をかさね、昔を思いだし、過去をなつかしむのは、「年より」とよばれるまで生きてきたからこそできる。 そのこと自体を天に感謝せねばならない。思うたび、自分より若くして逝った人たちを想わないではおられない。 中学卒業まで、すぐそこまで迫った山やまに四方をかこまれ、「辺鄙」という言葉がピッタリの故郷ですごした。 正確には、実家は抵当物件にはいっていたので、一時期は母の里で暮らしましたが、そこも似たりよったりのところでした。 ひとくちに「故郷」といっても、その地形的範囲は広い。 そのなかで、私の家は山のふもとにはりついたような十数軒(集落)のなかの一つ。 山間のそこは太陽が半日しか射さない、「半日村」。 のちに、裏山の崖からは離れたがこんどは川のそば。どちらにしても、先日の九州北部豪雨のような大雨におそわれたら…。いままでのところ無事に過ごせているのは、運が良いとしかいえない。 集落

    202017・7.27 つれづれの記③ - カメキチの目
    tennensui-77
    tennensui-77 2017/07/28
    自分じゃどうにでもならないことは気にしないようにするに限ります。それ続けてたら思考レベルがちょっと落ちた気はしますがのんびり暮らせてますもん(´・ω・`)
  • 2017.7.17 『人びとの自然再生』 - カメキチの目

    カメキチの目 先日、『人びとの自然再生』という2月に出たばかりの岩波新書を読んだ。 このは、北海道大学の宮内泰介さんという方が自然の再生や保護の問題を、そもそも「自然」とは人間にとって何なのかという原点にまで立ちかえって考えたものだ。 住民の声にていねいに耳をかたむけてきたみずからの具体的な実践例を随所にはさみ、自然という人間が生きている世界、環境の質みたいなものを誰にもわかリやすく感じさせてくれた。 めったに出あわない良書に出あった気分です。 「人間」という生物をその一部に含む自然。 人間が生き、生活する、社会や政治や経済もそれを舞台や背景として展開する「自然」。 それを通じ(自然をくぐるという一種の迂回路をとおって)、じっくり「社会」や「生活」を見つめなおすのも新たな気づきをもたらしてくれるかもしれないと思い、読んだ。 とにかく、はとても読みやすかった。新書版というのコンパクト

    2017.7.17 『人びとの自然再生』 - カメキチの目
    tennensui-77
    tennensui-77 2017/07/17
    はえ~
  • 2017.6.24  『シカゴメッド』 - カメキチの目

    カメキチの目 そんなにたくさんテレビをみているつもりはありませんが、みなさんにぜひともお勧めしたい番組があります。 毎週ありますが、1回1話。いつ、この番組が終わるのかわからないので、もっと早く書けばよかったと後悔しているくらいです。 BSプレミアム 毎週火曜 午後11時45分 | 再放送 毎週土曜 午後4時 総合でやればいいのに。 『シカゴメッド』。 なんだかんだとブゥーブゥーいうものの、アメリカは社会のフトコロが広い、個人に魅力がある。 (この番組をみる限り)と感じた。 医療制度も、せっかくオバマさんがガンバって日みたいな国民皆保険、だれもが安心して医療にかかれるようにしたのに、こともあろうにトランプがオバマケア廃止を企んだが、失敗に終わったらしい(よかった! が、安心はできない)。 『シカゴメッド』という番組は、ドラマである。 シカゴの最新の救急病院が舞台で、そこの救命医たちが主人

    2017.6.24  『シカゴメッド』 - カメキチの目
    tennensui-77
    tennensui-77 2017/06/26
    なるほど…まだまだ未チェックの分野がいっぱいだ(´・ω・`)
  • 2017.5.25 無一物中無尽蔵… - カメキチの目

    カメキチの目 サラリと心を変え、きょうは禅語。 無一物中無尽蔵 花有り月有り桜台有り (むいちぶつちゅうむじんぞう はなありつきありろうだいあり) 蘇東坡という中国の北宋時代の詩人の詩の一節だから、正確には禅の言葉とはいえないかもしれないです。 なにもない中に、尽くせぬほどある。 なんにもないと思っていても、なんにもないモノやコトの内に限りないほどいっぱいあるのじゃないか。 逆に、あふれるほどあっても(あると思っていても)じつは、中は乏しいのじゃないか。 ちょっと、「断捨離」に通じるところもありそうです。 来は、心や精神における「空即是色、色即是空」みたいな仏の教えと似ているけれど、また違ったところから人生の真実を照らした言葉のように思える。 前に「偶有性」ということを書いたが、これにも通じるところがありそうだと思った。 「自分なんて…」と自らの存在価値を否定したくなったとき、世界のすば

    2017.5.25 無一物中無尽蔵… - カメキチの目
    tennensui-77
    tennensui-77 2017/05/29
    とても深いですね(´・ω・`)
  • 2017.4.2 鳥肌が - カメキチの目

    カメキチの目 立った。 ぶったまげた。 テレビニュースで聞いた。 こんどの中学校保健体育の「学習指導要領」に、なんと「銃剣道」がとり入れられるとのこと。 「エイプリルフール」はきのう。聞いたのはおとといだったので、冗談、ホラ話ではない。 「銃剣道」? ちなみにネットで調べると、 (『ウィキぺディア』にはこうありました) 銃剣道(じゅうけんどう)は、明治時代にフランスから伝来した西洋式銃剣術に日の槍術の心技・剣道の理論等を日人に合うように研究・改良されて成立した銃剣術が1956年に近代スポーツとして競技武道化したもの。剣道のような防具を身に付けて竹刀の代わりに木銃(もくじゅう)を用いて相手と突き合う競技である[1]。競技人口は約1万1000人(2015年)で、剣道の約184万人(2016年)の60分の一であり、その8割は自衛隊関係者である。 「森友」でにわかに『教育勅語』という言葉を聞き

    2017.4.2 鳥肌が - カメキチの目
    tennensui-77
    tennensui-77 2017/04/05
    うおおお。。。考えさせられます。。。
  • 2017.3.27 『 明日戦争がはじまる』 - カメキチの目

    カメキチの目 きょ年の8.29に「ワシ、元気か」という記事を書いた。 そのときの『 明日戦争がはじまる』という詩と、詩をつくった宮尾節子さんご人のことが気になってネットで調べたら、なんとになっていた。 「集英社インターナショナル」という出版社から。 そのネットページに、ある街の屋さんの感想文があった。その感想のほうにもジ~ンときた。 ちなみに、宮尾節子さんの詩『明日戦争がはじまる』はこうです。 まいにち/満員電車に乗って/人を人とも/思わなくなった/インターネットの/掲示板のカキコミで/心を心とも/思わなくなった/虐待死や/自殺のひんぱつに/命を命と/思わなくなった/じゅんび/は/ばっちりだ/戦争戦争と/思わなくなるために/いよいよ/明日戦争がはじまる/ 感想文は、ツイッターで爆発的に拡散されたこの詩がになったことで、より多くの人の目にとまることを願い、こんないいを扱えるご自分

  • 2017.1.13 1月11日 - カメキチの目

    カメキチの目 1月11日 夕べのニュース。ふたつのことを書いておこうと、思った。 一つは、北米自動車ショー。 陰の主役はトランプ次期大統領だとメディアは言っていた。 確かに! 彼を「主役」に仕立て上げているのは自分たちメディアだということはわかっているでしょうに。 彼を「悪役」にした『大統領選』という名の下品なドラマ仕立てを選挙前からいくつも流し(それがたくさんの視聴者を集め、ということはたくさん稼いで)、役者トランプは、それをうまく利用することで(すなわち彼らメディアのずっと上を行き)ホントに大統領になってしまった。…「こんなはずじゃなかった!」といまごろ後悔しても始まらない。 私もドラマ(とくにサスペンス。刑事もの)は大好きだけど、あんなはしたないストーリーは初めてだ。 新春特別『相棒』の録画していたのを観た。 右京さんが言った最後の一言(間違っていたらゴメンなさい)が忘れられない。「

    2017.1.13 1月11日 - カメキチの目
  • 2016.10. 1  心配してもしかたない? 未来のこと⑤ - カメキチの目

    カメキチの目 ①から④まで書いて、だいじなことはみんな言ったような気がします。 でも、『いのちをつくってもいいですか?』は、ほんとにすばらしい(と私は思っている)なので目次にそって紹介させてください。 構成は 第1章 身体を“改造”すれば幸せに? 第2章 「理想の子ども」を選べるなら 第3章 いのちをつくり変えてもいいですか? 第4章 「すばらしい新世界」には行きたくない? 第5章 「いのちは授かりもの」の意味 第6章 小さないのちの捉え方 第7章 つながりのなかに生きるいのち 終章 個のいのち、つながるいのちいのち となっています。 各章で、とくに述べたいことだけを(重複することは「しつこい!」と思われず、「強調したいんだな」とお思いください)述べるつもりです。どうぞ、おつきあいくださるようお願いします。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第1章 身体を

    2016.10. 1  心配してもしかたない? 未来のこと⑤ - カメキチの目
    tennensui-77
    tennensui-77 2016/10/03
    考えさせられる記事でした。ありがとうございます
  • 2016.9.27 心配してもしかたない? 未来のこと④  - カメキチの目

    カメキチの目 ・人生は一回きり。 そんなことわかっている。 しかし、ずっと遠い先。二回どころか、三回も四回もやれるかもしれない。 一回じゃなくても「人生」というんですかね? 「いのち」や「人生」というと私はすぐ、加川良というシンガーソングライターが40年以上の昔に歌った「いのちはひとつ じんせいはいっかい だからいのちをすてないようねー…」というのを思い出します。 いのちは一回限り。 「限りある」(一回きり)がもたらすことについて、著者は『ようこそダウン症の赤ちゃん』というを引く。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「限りない」生命科学の追求、バイオテクノロジーの発展は幸福を人間にもたらすのだろうか? より優れた素質、その元となる遺伝子を操作して選び取ることはすばらしいことなのか。 死にたくない。長寿を願うのは、生き物としての人間の能的な「欲望」、「サガ」とい

    2016.9.27 心配してもしかたない? 未来のこと④  - カメキチの目
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