コロナ禍の中、11日から丸善インテックアリーナ大阪で始まった全日本卓球選手権、通称「全日本」。そこに35歳にして初めて男子シングルスに出場する男がいる。奈良県代表の岩城禎(いわき・ただし)だ。 日本卓球協会に登録している男子選手は約22万人(2019年度)。そのうち都道府県予選を勝ち抜いて一般男子シングルスに出られるのは248人、わずか0.1%だ。協会に登録していない競技者はその数倍以上もいるため、実際の競争率はさらに厳しいものとなる。 卓球の低年齢化が進んだ現代では、全日本に出場する選手の多くは、遅くても小学生時代から卓球を始め、練習がないのは年に数日という生活を送り、高校や大学も卓球で入るという半分プロのような卓球エリートたちで占められる。ほとんどの卓球人にとって、全日本とは勝つどころか出ることさえ叶わない夢の舞台だ。 卓球エリートのみが出場を許される全日本卓球。この舞台に立てるのは卓
「日本の奇跡」──世界各国は日本の新型コロナウイルスの感染者数や重症者数、死者数の少なさに困惑し、「ファクターX」を探していた。しかし、ある1人の専門家によって、その謎は解かれた。もはや「新しい日常」は必要ないのかもしれない。 【丸わかり】新型コロナの4つの型など上久保教授の説をわかりやすく図解 「世界中で新型コロナウイルスのワクチン開発が進んでいますが、すでに日本人はワクチンを打っているのと同じ状態にあります。いま、無症状の陽性者が増えているのも、彼らは“自らの免疫ですでに新型コロナに打ち克っている人たち”なんです」 そう語るのは、京都大学大学院特定教授の上久保靖彦さんだ。小池百合子都知事が9月4日、「感染者数が再び増加に転じないよう厳重な警戒が必要」と発言するなど新型コロナ脅威論は根強い。だが上久保さんは、「新型コロナの脅威は終わった」と断言する。 第二波の被害は第一波を上回る──それ
■“うちの町”に大切なことを昨年末、自宅に届いたある町の冊子が気になった。テーマが「町のものさし」。町の幸福度調査の結果が載っている。 「あなたの家庭の食卓では、町産のもの、自作のもの(米、野菜など)ご自身で採ったもの(山菜や野生動物など)を食べる頻度はどのくらいになりますか?」 という質問と幸福度を照らし合わせた結果である。 「町産のもの、自作のものを食べる」頻度が「毎日」で幸福だという人は61%、月に数回の人45%、週に数回の人31%、ほぼない人29%、全くない人23%。地産の食事をする人ほど幸福度が高いという結果がはっきり出ていた。 他にも多くの項目があるが、前提に「うちの町にとっての幸せとはこういうこと、という土台をみんなで確認しよう」とある。この町ならではの、ものさし。 高知県土佐町。冊子は『とさちょうものがたり』という。 新型コロナの影響で、地方移住への関心が高くなっている。6
四半期で52億ドルの利益。創設26年以来最高益を叩き出したのは、言わずと知れたECサイトの巨星・Amazonである。コロナ禍のステイホーム需要の恩恵を最大限受けた企業として決算に注目が集まっていたが、7月末に発表された数字は市場に強烈なインパクトを与えた。 【実名公開】楽天、赤字転落のウラで「株価が上がる」意外な銘柄…! 「増益は確実視されていたものの、コロナ対策でコストも膨らんでいたため、アマゾンはどれだけ収益をあげられるか、投資家から疑問が呈される流れもありました。ところがこの好決算により、コストをかけてもアマゾンは高い利益をあげられることを証明したのです」(アナリスト) アマゾンのようなECサイトを運営する企業は軒並み順調…であるが、ここにきて業績に「黄信号」が灯っている日本企業がある。それは楽天(4755)だ。楽天が8月11日に発表した決算では、純損失が274億円と、9年ぶりの赤字
しかし、全てを自分で書くことは意外とハードルが高いものです。特に、高齢者や療養・闘病中の方には負担を強います。そこで、「遺言書の一部を自書を要しない」ことに改正しました。 また、次のようなことが原因でせっかく残した遺言書が遺言者(遺言書を残した人)の死後に執行(実現)されずに遺産分けが行われてしまうことがままありました。 そこで、遺言書の保管制度を創設しました。 では、詳しく見てみましょう。 自筆証書遺言の方式緩和(施行期日:2019年1月13日)自筆証書遺言は、添付する財産目録も含め、全文を自書して作成する必要がありました(つまり、自分で全て書かなければならない)。 その負担を軽減するために、全文を自書する要件を緩和して、自筆証書遺言に添付する「財産目録」については自書を要しないとしました。これにより、パソコン等で作成した目録を添付したり、銀行通帳のコピーや不動産の登記事項証明書等を目録
軽減税率に関する本シリーズも、今回で最終回です。今回は、軽減税率に関して広まっている誤解や錯誤を中心に説明したいと思います。 「据え置き税率」だから問題なのではないこれまでの3回のコラムで、軽減税率が引き起こす以下の3つの弊害を解説しました。 (1)軽減税率は相対価格を変えて資源配分を非効率化する (2)軽減税率では高所得者にメリットが大きく所得再分配政策としては役に立たない (3)軽減税率は特に企業が負担する徴税コストを増大させ生産性低下の原因となる ここから解るのは、軽減税率は、税率が複数になってしまうから問題を引き起こすのであって、十分な税率の差がつけられればメリットが生じるようになるわけではない、ということです。 よくある軽減税率に対する批判に 「2%の差だけでは軽減にならない」 「0%にすべき」 「これでは軽減税率ではなく据え置き税率だ」 というものがあります。たしかに欧州などで
今月10日、大手求人サイト・リクナビが、労働組合・ブラック企業ユニオンhttp://bku.jp/の要請をうけ、サントリーグループの(株)ジャパンビバレッジ東京の求人の掲載を停止に踏み切ったという。 ジャパンビバレッジ東京といえば、労働基準監督署からの是正勧告4回、有休取得をめぐるパワハラ騒動など、数々の違法行為を引き起こしてきたことを、これまでも記事で紹介してきた。 参考:ジャパンビバレッジ「有給チャンス」事件 「告発」の背景 ブラック企業ユニオンは、同社のこうした違法行為に対抗してストライキを実施し、先月28日には、リクナビ・マイナビに求人停止を要請していたという経緯がある。 参考:リクナビ求人が停止の可能性! ストライキの法的効果とは リクナビは掲載停止、マイナビは「真摯に検討する」 ブラック企業ユニオンによれば、リクナビからユニオンに直接、ジャパンビバレッジ東京の求人の掲載を停止し
石川県野々市市にある金沢工業大ライブラリーセンター3階のPMC(ポピュラー・ミュージック・コレクション)をご存じだろうか? ロック、ポップス、ジャズなどあらゆるジャンルのアナログ・レコードを中心にLPなど約25万枚を所蔵している。コレクションは日々、増え続けているらしい。なぜなら、全国から寄贈が相次いでいるからだ。なぜか? 同センター業務部PMC運営室課長の深川いずみさん(45)に聞いた。 金沢工業大ライブラリーセンター3階の入り口に展示されたLPのジャケットプロデューサー・立川さんの寄贈がきっかけ コレクションの創設は1992年である。早くからメディアミックスの手法を取り入れるなど、音楽業界にとどまらず活躍してきたプロデューサーの立川直樹さん(69)から17,000点のレコードの寄贈を受けたのがきっかけ。金沢工業大ではアナログ・レコードのジャケットの芸術性に着目し、学生の「ものづくり」の
780校ある大学のうちの1校…ではなく2017年現在、4年制大学は780校(文部科学省・学校基本調査)。 国際信州学院大学はそのうちの1校、というわけではありません。先にネタばらしをすると、同校は架空大学、つまりフェイクです。 国際信州学院大学サイトのトップページ。色々と作りこんである。この国際信州学院大学が話題となり始めたのは2018年春頃。私も先日、知人から教えてもらいました。 先週4月17日にはネットメディア・JCASTニュースが記事にしています。 同記事によると、 このネタ大学が「開校」したのは2018年1月のこと。ネット掲示板「5ちゃんねる」ユーザー達が、偽の公式サイトや教員のSNS、校歌などを続々と制作し始めたのだ。 とのこと。 私も同校サイトを閲覧しましたが、ムダにレベルが高く、思わず釣られそうになりました。 就職実績はYouTuber200人国際信州学院大学サイトを見ていく
コンビニでは毎日大量のおにぎりやお弁当が廃棄されており、全国で一日あたり384~604トンの食品が廃棄されているとみられている。商品棚から下げる段階ではまだ消費期限は切れていない。流通しているほとんどの食品には、賞味期限や消費期限の手前に販売期限があり、販売期限が来ると棚から撤去されるのだ。これらのおにぎりやお弁当はどこへ行っているのか。今回、大手コンビニオーナー11人による座談会を実施し、その行方を取材した。 今回の取材対象オーナーの一部は、従業員や常連客にあげたりしてなるべく量を減らしており、その後は、事業系一般廃棄物として、市町村の指定する業者に引き渡す事例がほとんどで、それらは焼却処分されていた。大手コンビニ本部はリサイクルの実施をうたうが、ある大手コンビニチェーンでは、リサイクルを実施している店舗数が全体の20%以下にとどまることがわかった。米国やフランスでは行われているフードバ
単行本の累計発行部数は2600万部突破、最新刊44巻は初版65万部。連載開始から10年が過ぎてなお、「週刊ヤングジャンプ」(YJ)で読者アンケートトップを走り続ける歴史漫画「キングダム」。中国・戦国時代末期、秦の始皇帝による天下統一を題材に、読者の圧倒的な支持を得ている作品である。本来ならば日本人には縁遠い古代中国を舞台にしながら、「キングダム」の絵には、熱風が吹き付けるリアリティがほとばしり、物語に読者を引き込む。今年41歳になる作者の原泰久は、サラリーマン時代に経験した「組織」の美学を登場人物に注ぎ込み、二千年前の人間世界を現代に蘇らせる。 (ジャーナリスト・野嶋剛/Yahoo!ニュース編集部)
ラグビー日本代表は10月12日、当地グロスターで4年に1度あるワールドカップのイングランド大会に関する総括会見をおこなった。坂本典幸・日本ラグビー協会専務理事、ジャパンのリーチ マイケルキャプテンとともに、エディー・ジョーンズヘッドコーチが質疑に応じた。 同大会で過去24年間未勝利だった日本代表は11日、予選プールBの最終戦でアメリカ代表に28―18で勝利(グロスター・キングスホルムスタジアム)。3勝1敗、勝ち点12で戦い終えた。しかし、目標としてきた準々決勝進出は果たせず。3勝しながら予選突破が叶わなかった例は今回が初。 ジョーンズHCは今大会限りでの辞任を発表している。 以下、指揮官の一問一答の一部。 「昨日のゲームに関してですが、世界ランク9位のチームとして終えたことは日本にとってかなりの偉業だと思います。リーチキャプテンら選手たちの功績です。ワールドカップでのパフォーマンスはずば抜
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