この春、技術評論社は、月刊誌「Software Design」の記事をPDFとして収録した総集編を「1990年~2000年」「2001年~2012年」の2分冊で発売しました。雑誌の「総集編」というと、既にあるコンテンツを再利用するだけの「お手軽ビジネス」と思われがちですが、実際に制作する側の視点で考えると、そんなに簡単な話ではない場合も多いのです。しかも、1990年からと言えば、雑誌制作にDTPが導入される以前の状況でもあるので、なおさら大きな困難が横たわっていることは容易に想像できます。 ということで、担当編集者の吉岡 高弘さん(技術評論社、Software Design編集部)に、制作の舞台裏についてお話を伺ってきました。 企画のきっかけ 「2010年に最初の総集編(2000年~2009年の記事を収録)が出版されています。その流れで、私が入社した2011年4月には、『また総集編をやろう
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