DXの目的の1つは、様々な変化に迅速に対応できる力を得ることである。そのために最適な取り組みとなるのがシステム開発の内製である。これまで、外部のベンダーに委ねていたシステム開発のかじを自ら取ることで、変化に即応できるIT環境を実現するのである。ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOもまた、現場部門によるワークフローシステム内製を推進している。 既存システムのマイグレーションやモダナイゼーション、IoTやAIといった新しい技術を用いたビジネスプロセスの変革や新サービスの創出、社内に散在するデータの統合など、DXに向けて、企業は様々な取り組みを進めている。そうした取り組みの1つとして挙げられるのが「システム開発の内製」である。外部のベンダーに委託するのではなく、ユーザー企業、場合によっては、現場部門自身がシステムを開発するのである。 業務とのギャップの少ないシステムを開発