2020年9月2日~4日、初のオンライン開催というかたちで行われたCEDEC 2020。本稿では、最終日の9月4日に行われた、任天堂の河本浩一氏と松永浩志氏による“『リングフィット アドベンチャー』~混ぜるな危険! ゲームとフィットネスを両立させるゲームデザイン~”の内容をリポートする。
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お気づきかと思うが、ビッグタイトルの中にしれっと“タイピング”を混ぜた。タイピングの日本一を決める大会“REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2017”がすごかったのだ。僕は興奮で震えた。 これはeスポーツだ。派手な演出をしなくても、プロゲーマーがいなくても、高額賞金がなくても、間違いなくeスポーツだったのである。 『Overwatch』や『PUBG』と同等の人気かもしれない 本大会の主催は、自動車部品や空調機器などを製造する東プレ。代表的な製品として高品質キーボード“REALFORCE”シリーズがあり、データ入力の専門家や文筆業、PCゲーマーから愛されている。 東京ゲームショウ2017ではゲーミングキーボード『REALFORCE RGB』を中心にブースを出展。オンラインでタイピング大会の予選が行われ、最終日の2017年9月24日に決勝トーナメントが開催されたというわ
イベントは全3部構成。オープニングを飾る第1部は、メインMCを務めるニッポン放送アナウンサー・吉田尚記さんの呼び込みで、まずはNetflix チーフ・プロダクト・オフィサーのグレッグ・ピーターズ氏が登壇。アニメ作品紹介のまえに、同氏によりNetflixの概要や番組配信の詳細、アニメ放映の現状などがアピールされた。 以下、イベントは作品紹介とともに、関連ゲストがいる場合はそのゲスト陣のトークを挟みながら進行。その流れに沿って、ときにはゲストのコメントを交えつつ、画面素材を紹介していこう。 最初に紹介されたのは、『悪魔城ドラキュラ ―キャッスルヴァニア―』。これはKONAMIの名作ゲーム『悪魔城ドラキュラ』をモチーフとした新作アニメだ。 [関連記事] アニメ『悪魔城ドラキュラ ―キャッスルヴァニア―』予告編映像と吹き替えキャスト情報を公開 ステージにはゲストとして、同作のエグゼクティブプロデュ
渡辺篤史さんがコーエーテクモゲームスにやってきた 「職場」とは従業員にとって家と同様に大切な空間――。今回の企画では、日本でもっとも有名な“建ものの探訪者”であり俳優の渡辺篤史さんが、ゲームメーカーを訪問。建物に造詣が深い渡辺篤史さんの目を通して、「優れた職場とは何か?」を考えていく。 渡辺篤史さんが訪れたのは、『信長の野望』や『三國志』、『無双』シリーズなど、数々の人気タイトルで知られるゲームメーカー“コーエーテクモゲームス”。それではオフィスを巡ってみましょう。 都心からほど近い、神奈川県の日吉に本拠地を構えるコーエーテクモゲームス。東急東横線の東側には石造り風デザインの本社ビル、西側には太陽の壁面アートが印象的な別のビル(通称:ジェミニビル)が建っている。 今回の取材で初めて本社ビルに訪れた渡辺篤史さんは、社屋の外観を見た瞬間からすでに興奮気味。「この建物はよくある企業とどこかが違い
舞台は渋谷の街、エンターテインメントの王道を極めた”新冒険活劇”が始動! 本日2014年12月11日、東宝試写室で『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』などで知られる細田守監督最新作の発表記者会見が行われた。そのタイトルは『バケモノの子』。公開は2015年7月11日を予定している。 『バケモノの子』は、人間界”渋谷”とバケモノ界”渋天街(じゅうてんがい)という交わるはずのないふたつの世界に生きる、ひとりぼっちの少年“九太(きゅうた)”とひとりぼっちのバケモノ“熊徹(くまてつ)”の出会いが描かれる“新冒険活劇”。本作で監督・原作・脚本を手がける細田守監督によると「親と離ればなれになった少年が、バケモノと出会って修行するという“修行もの”」、「王道でありながら、新鮮に観ていただける作品になっている」、「アクションシーンもたっぷりある」とのことだ。詳細は追ってお知らせする。 【12月11
本作のテーマは“父と子”に 本日2014年12月11日、東宝試写室で『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』などで知られる細田守監督最新作『バケモノの子』の発表記者会見が行われた。タイトルの意味や、アニメで表現することの意義が語られた発表会の模様をお伝えしよう。 登壇した細田監督は「本作をひと言で表すと“修行もの”です」と語った。物語は“離ればなれになった少年が、バケモノの剣士と出会って弟子入りして修行する”というもので、その過程で少年が変化、成長していくという“王道でありながら新鮮”な内容となっているとのことだ。以下より、細田監督への質疑応答の内容をお届けしよう。 ――『バケモノの子』というタイトルに込められた意味を教えてください。 細田守監督(以下、細田) “子”は、主人公の少年が弟子入りをすることからつけられたもので、バケモノの熊徹(くまてつ)と人間の“九太
第1回: なぜひどい品質の翻訳が世に出てしまうのか?(予算編) 公開日時:2013-03-12 00:00:00 こんにちは、今回、編集部のご厚意によりゲームのローカライズとか翻訳についてブログを立ち上げさせてもらいました、LYE こと矢澤竜太です。よろしくお願いしまっす。 一回目ということで、まずは自己紹介をば。僕は現在、フリーランスでローカライズ支援野郎/英日ゲーム翻訳者として活動しています。CEDEC 2011、2012 にてローカライズ/翻訳関連のセッションに登壇させてもらったりもしました。 名前がスタッフロールに載ったタイトルだと……。昨年 iOS/PC 向けに発売された『スキタイのムスメ (原題: Sword and Sworcery)』の翻訳に携わりました (最高に楽しかった!)。あと、最近では“『ゲームクリエイターが知るべき97のこと』という本で“ゲーム学習を「ゲーム」にし
2012年8月20日から、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で、ゲーム開発者向け会議“コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2012”(CEDEC 2012)が開催されている。ここでは、8月21日に同イベントのショートセッションとして、バンダイナムコスタジオ 第1開発本部 ビジュアルアート部門 VA3部 アニメーション1課 課長補佐 / リードアニメーター河野紀子氏が行った“ユーザーに中二キャラクターとしての認知に成功したアニメーション・メソッド ~ゴッドイーターから贈るフィジカル中二論~”の内容を紹介しよう。 『GOD EATER(ゴッドイーター)』では、体の各部位の動かしかた、筋肉のテンションを感情表現のロジックに従ってデザインすることで“中二”らしいキャラを実現することができたという。“中二”と堂々と銘打たれた本セッションは、会場からの笑いも起こり、とてもユニークな
この『Ib』が、いま、インターネット上で話題になっている。 ファミ通ドットコムでは、本作を遊ぶために必要なランタイムパッケージ“RPGツクール2000 RTP”(『RPGツクール2000』で制作されたゲームを遊ぶために必要なデータ集)を配信しているが、『Ib』が公開されてから、このランタイムパッケージのダウンロード数が倍増している。また、イラスト投稿サイト“pixiv”(→こちら)や動画投稿サイトなどでも、『Ib』関連の投稿を多く見かける。 それほどまでにユーザーを魅了する『Ib』とは、どんなゲームなのか……ここでは、簡単ではあるが『Ib』の概要を紹介していこう。 ※『Ib』ダウンロードページは→こちら 怪しい美術館に迷い込んだ少女イヴを巡る物語 『Ib』は、マルチエンディング制を採用したホラーアドベンチャーゲーム。物語を進めるためには、謎解きやアクションが必要になる場面もある。 主人公は
2012年3月5日~9日の5日間、アメリカ・サンフランシスコにてGDC 2012が開催された。例年どおり数多くの日本人クリエイターが登壇し、注目を集めたGDC 2012だが、日本のゲーム業界にとっては話題がもうひとつ。グリーがGDCに参加を果たしたことだ。開催3日目の2012年3月7日には、グリー提供によるふたつのセッション“Why Mobile Social Games Need a Platform Now More than Ever”と“Why Mobile Social Platform? A Discussion with Game Developers & Publishers”が行われた。昨年グリーでは、GREE Platformのワールドワイドでの展開を表明したばかりだが、今回のGDCへの参加は、そのグローバル戦略にのっとってのものだ。 アメリカ、GREE Interna
プロフィール 新清士 ジャーナリスト。立命館大学映像学部非常勤講師。1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。著書に、『ゲーム産業の興亡』(アゴラブックス)。 「デバッグ」と「ユーザーテスト」は違う アメリカのエンジンを使ったゲーム開発のプロセスと日本との決定的な違いを上げるならば、この弊害を徹底的にデータ的に調べ上げることによって、迅速に質を上げる方法を作り上げたところだ。各ゲーム会社によって多少の差異はあるが基本は同じことだ。 多くのゲームは、それぞれの面ができあがるごとに、1?2週間ごとに、QA(品質保証)チームにまわされ、「ユーザーテスト」を受ける。間違えて理解してはいけない。決して、単なる「デバッグ」ではない。日本で言われるデバッグは、ゲーム内のバグを取ることを目的としており、デバッカーが上げてくるゲームバランスの提案や、調整の提案はほとんどの場合、開発現場にフィー
『牧場物語』を手掛けた和田康宏氏と、『王様物語』のプロデューサー兼ディレクターを務めた木村祥朗氏が、今後の活動の場を開発会社グラスホッパー・マニファクチュアに移すことが明らかになった。週刊ファミ通10月28日号にて3名のインタビューを掲載したが、ファミ通.comではそのインタビューに加筆したより濃い内容をお届けする。 ●元マーベラスエンターテイメントの和田氏と木村氏が電撃移籍 『牧場物語』を手掛けた和田康宏氏と、『王様物語』のプロデューサー兼ディレクターを務めた木村祥朗氏が、マーベラスエンターテイメントを退社。今後の活動の場を『キラー7』、『NO MORE HEROES(ノーモア★ヒーローズ)』など、国内外で高い評価を得ている開発会社グラスホッパー・マニファクチュアに移すことが明らかになった。週刊ファミ通10月28日号にて3名のインタビューを掲載したが、ファミ通.comではそのインタビュー
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