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ブックマーク / amanoudume.s41.xrea.com (7)

  • 発熱地帯: オタクが鑑賞するのはストーリーでも、消費しているのはキャラクター

    XREAのDNSがおかしくなっている模様・・・・。一時的に直ったり、またおかしくなったり・・・・。 ひぐらしのなく頃に テレビアニメ公式サイト じつは全然期待していなかったのですが、なんのなんの、すばらしいクオリティでした。 ノベルゲームのアニメ化でよく問題になるのは、分岐する物語の再構成の仕方です。分岐する物語を1個の流れに再構成しなければならず、来の伏線を描写しきれなかったり、主人公の人格が分裂してしまったりするのです。また奈須きのこ作品のように、特徴的な文体や膨大な設定をもつ作品の場合は、アニメの演出が文章に追いつかなかったり、設定が形作る雰囲気をアニメの中で再現しきれなかったりします。 一方、『ひぐらしのなく頃に』は元々選択肢が一切無く、『鬼隠し編』『綿流し編』・・・・と順番に作品がリリースされてきました。従来のノベルゲームに比べると、小説漫画のような非インタラクティブなメディ

  • 発熱地帯: 越境の時代

    ライトから一般向けへ 人気作家の“越境”続々 若者向けで実力を磨き、大人向け小説で活躍する例は過去にも多い。80年代に全盛だったコバルト文庫などの少女小説から唯川恵、桐野夏生らの近年の直木賞作家が登場、森絵都、あさのあつこら児童文学のスター作家が一般小説に進出してきた。ライトノベル出身作家の活躍も、それに続く動きになるかもしれない。まったくその通りで、ライトノベルから一般小説に舞台を移す流れがますます加速していくと思います。 ライトノベル出身の作家が高く評価されるようになった先例といえば、直木賞を受賞している村山由佳や、乙一でしょうか。村山由佳は『もう一度デ・ジャブ』で、「ジャンプ小説・ノンフィクション大賞」の佳作を受賞し、その後ジャンプノベルで『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズを執筆しています。乙一は『夏と花火と私の死体』で、同じくジャンプ小説大賞からデビューしています。2002年の『

  • 発熱地帯: ゲームはストーリーよりも日常を描くのに向いているのかもしれない。

    巡回先のとあるエントリーを読んで、なかなか面白い議論だなあ・・・・と思っていたら、よく見るとうちが震源地の1つだったようなので、ちょっと反応しときます。 発熱地帯:『狼と香辛料』→FIFTH EDITION 「物語のトリック」→Something Orange。 FIFTH EDITION 「物語のトリック」 主人公ってのは、一歩歩いたら、地雷が爆発するか、天から隕石が落ちてきて 頭を直撃するような悪運の持ち主でないといけなかったわけだ。 少なくとも、ストーリー漫画の主人公・ヒロインは。 そして、それで助かるのが喜劇スタイルの物語で(少年漫画、バトル漫画といってもいい) それで死んじゃうのが悲劇スタイルの物語だったのである。 で、なんだけど今日、発熱地帯さんで『狼と香辛料』を読んで、やはり、これが飽きられてしまったのかな、と思い悩んでしまった。 Something Orange 2006-

    terasuy
    terasuy 2006/03/02
  • 発熱地帯: ゲームというのはインタラクティブな方法論を使って感情的なゆさぶりを演出するメディアです

    先週掲載したプレイヤーから「手ごたえ」を奪うゲームの反応がなかなか多いです。少なくない人が漠然と感じていたことだったのかもしれません。 昨年末までは、Web2.0とゲームについての話や、ゲームが外に広がっていく話を書いてきましたが、このところ急に「インタラクティビティー」や「手ごたえ」というものをテーマに書いています。そのあたりの問題意識がどこにあるのかについて、少し書いておきます。 1.ゲームが外に広がっている ・ゲーム会社がゲーム以外の事業を広げている。 ・ゲーム自体の定義が広がっている。実用性ゲームブーム。「非競争ゲーム」が台頭してきた。 ・オンラインゲームになると、オフラインゲームほどの狭義のゲーム性は要らない。 ・ゲーム会社のコンテンツがいわゆるゲーム機以外のプラットフォームで動くようになってきた。 他産業に対しての優位点は何か? 競争力の源は何か? ゲーム開発者にとっての武器は

    terasuy
    terasuy 2006/02/15
  • 発熱地帯: プレイヤーから「手ごたえ」を奪うゲーム

    去年は、RPGの続編モノの売上が低下した一方、ムービーだけのFFである『アドベントチルドレン』が大成功したことで、「ゲームなんて要らないよ、ムービーだけ見せてよ」というユーザーの音が表面化しました(参考:ストーリー神話の崩壊を裏づける? アドベントチルドレンの大成功)。 さて、『FF7』派生作品の1つ、『ダージュ・オブ・ケルベロス』の出来があんまりですね。昔からスクウェアはRPG以外のジャンルはダメ、と言われていましたが、いまだにその体質は変わらないようです。出来の悪いアクション、レース、テーブルゲームに美麗なムービーをつけただけのAQUESブランドの失敗を、全然反省できてないんですねえ・・・・。ネットでの評判も最悪の極み。 このゲームは「惜しい」とか、どこを良くしようとか、そういう次元じゃないです。よくフリーゲームで、RPGツクールで作ったアクションゲームってありますよね。あんな感じで

    terasuy
    terasuy 2006/02/11
  • 発熱地帯: そもそも『つよきす』はツンデレゲームではないわけですが

    ARTIFACT:ペットをべるヒロインに萌えられるか? 『つよきす』はツンデレだけではなかった! やっぱり「ペットをう素行の悪いヒロイン」というのは珍しいんだなあ、と再確認。 ErogameScape−エロゲー批評空間− 『つよきす』 (ネタバレあり) でも言及されてますが、やはりカニ(蟹沢きぬ)はかなりユニークな存在ですよ。乱暴、口汚いといっても、いわゆる不良娘系(鮎川まどかタイプ)とは違いますしね。しかしカニのようなキャラは、このライターさん以外には書けないような気がします。口汚いけど、愛されるというのは、書き手に言葉のバランス感覚が要求されますし。 きゃんでぃそふとのヒロインは、キャラの立ち方がすごい。これは、お姉ちゃん6人というふれこみの『姉、ちゃんとしようよっ!』にもいえることです。ツンデレと言うと、いかにも「典型的」という感じがしますが、その実、ヒロインの誰もが典型的なキャ

  • 発熱地帯: 意外と最後までやってない人が多い!? 『Fate』を再びオススメ

    ここ2、3日の間に発覚したのが、『Fate / stay night』をセイバールートしかクリアしてない人が身の回りに2人も!! なんですとー!? ・・・・うーむ、意外とそういう人いるんだなあ、と思いました。この確率だと、他にもいるんじゃないかと思いましたですよ。あうあう。 確かにノベルゲームとしてはあり得ないぐらい長いからなあ、『Fate』。セイバールートだけでも、20時間前後はかかりますし。普通のノベルゲームにしてもすべてのエンディングを見ない人は多いし、ギャルゲーでも1人落としたら終えてしまう人もいますから。というわけで、このブログを読んでいる人の中にも、そういう人が割といるんじゃないか、と思いました。 アニメを観ている人は早めに原作を終わらせておくことをオススメします。アニメはおそらく第1部のセイバールートをベースにしたものだと思いますが、油断はできません。第5話の学校での凛との追

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