現在ニューヨークで生活し、マンガから繊細なタッチで描くドローイング、アニメーション、そして油彩と活躍の場を拡げているアーティスト近藤聡乃。幼い頃の夢や記憶、リニアに流れるのとは異なる時間を内包した作品世界は、見た者の身体の眠る記憶や不思議な感覚を呼び起こす。9月に行われた個展「KiyaKiya 1/15秒」で一時帰国した際に、このたび刊行された初の画集『近藤聡乃作品集』に寄稿した、芥川賞作家の朝吹真理子と言葉を交わした。 photo: Masayuki Nagamine text: Eiji Kobayashi edit: Madoka Hattori cooperation: MIZUMA ART GALLERY