スペイン北東部のカタルーニャ州では、スペインからの独立の是非を争点に27日に州議会選挙が行われる予定で、州政府は、独立を主張する勢力が過半数の議席を得れば、独立に向けた準備にとりかかるとしています。 選挙の争点はスペインからの独立の是非で、独立を主張するカタルーニャ州のマス州首相は、25日、選挙運動を締めくくる集会で、「今回の選挙でカタルーニャは経済的繁栄や尊厳、自由を手にすることになる」と訴え、独立を主張する政党に1票を投じるよう呼びかけました。 カタルーニャ州では、去年、独立の是非を問う住民投票が行われ、80%余りが独立に賛成しましたが、これに先立って憲法裁判所が投票の差し止めを命じたため法的な拘束力のない投票結果となりました。 マス州首相は、今回の州議会選挙の結果、みずからの政党を含め独立を主張する3つの政党で過半数の議席を占めれば、スペイン政府との協議や独自の憲法の制定など独立に向