刃物メーカーの貝印は11月8日、ハンドルを紙にしてプラスチック使用量を98%削減した「紙カミソリ」を2022年3月から全国で販売すると発表した。4月に公式オンラインストアで行ったテスト販売では3日で完売したという。 金属製の3枚刃が付いた1枚の紙を番号順に折るとカミソリの形に。最後に刃の保護テープを使ってハンドルを固定する仕組み。 組み立て前の厚さはわずか3.1mm。貝印はこれを利用し、正しい毛の知識や剃り方を教える小冊子「FIRST SHAVE BOOK」に紙カミソリを添付する。主に小中学生に向けて各地のイベントなどで配る考えだ。 11月13日にはJR渋谷駅前の「MAGNET by SHIBUYA109」(東京都渋谷区)で800部を無償配布する。冊子の内容は貝印のWebサイトでも公開している。 関連記事 貝印、「紙カミソリ」開発 使い捨てカミソリを脱プラスチックに 貝印が「紙カミソリ」を