23日に投開票された逗子市議選で、みんなの党が苦戦を強いられた結果に波紋が広がっている。「党の顔」である浅尾慶一郎幹事長(衆院4区)のお膝元ながら、擁立した3人のうち新人2人が落選。前回選挙では公認候補2人がともに2千票を超え1、2位で当選を果たしただけに、浅尾氏自身「票の掘り起こしが十分でなかった」と悔やむ。他党も来春の統一地方選を見据え、みんなの党の失速の行方を注視している。 「みんなの党で(候補者が)出ていることが浸透しきらなかったのではないか」。投開票から一夜明けた24日、4年前とは一変した選挙結果を浅尾氏はこう分析した。 選挙期間中、みんなの党は3候補にそれぞれ国会議員を当て、地方議員も連日投入するなど手厚い布陣で臨んだ。しかし「(国会議員ら)外から来た人はあくまで盛り上げ役。実際に動くのは浅尾氏の後援会だが、十分機能しなかったのでは」(党関係者)との指摘もある。 その理