【タイ】ドイツのミュンヘンで仏像を転がした屋外展示があることが明らかになり、2日、タイの仏教徒団体メンバー数十人がバンコクの在タイ・ドイツ大使館前に集まり、展示の撤去を求める文書を大使館に提出した。 問題の仏像は高さ約3メートルの黄土色の坐像。マーケットの一角に転がした状態で展示され、仏像の上に座って記念撮影する人もいる。展示期間は6―9月の予定。ミュンヘン在住のタイ人が「仏教を侮辱するものだ」としてドイツ当局に抗議したが、「芸術」だとして撤去を拒否された。 仏教徒団体は「タイの文化省、外務省に善処を要請したが、反応がなかったため、抗議集会に踏み切った」としている。タイは国民の95%が仏教徒。