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ブックマーク / ides.hatenablog.com (14)

  • デジタル認知症 digital dementia - 井出草平の研究ノート

    最近、日では「スマホ認知症」という言葉が使われ始めているらしい。 www.fnn.jp 元ネタはドイツ人のマンフレッド・スピッツァー Manfred Spitzer が出した"Digitale Demenz: Wie wir uns und unsere Kinder um den Verstand bringen"(『デジタル認知症:私たちはどのように自分自身と子どもたちを狂わせるのか』)というである。 Digitale Demenz: Wie wir uns und unsere Kinder um den Verstand bringen (German Edition) 作者:Spitzer, ManfredDroemer eBookAmazon 認知症や神経疾患に対して多少なりとも知識があれば、なんだか怪しい話だとわかるはずだが、デジタル嫌いの人にはウケたようだ。日ではデジ

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    terazzo 2022/09/21
  • ICD-11作成の中心メンバーの一人ジェフリー・リード氏、ICD-11にゲーム障害を収録に関して「アジアの国々から大きな圧力を受けている」と証言する - 井出草平の研究ノート

    アンドリュー・シュービルスキー氏がゲーム障害にエビデンスが薄弱であるとWHOからメールを受け取った件の続報である。事情を把握されていない方は以下のリンクを参照されたい。 ides.hatenablog.com ジェフリー・リード氏がICD-11にゲーム障害を採用することに「アジアの国々から大きな圧力を受けている」と証言したのはクリス・ファーガソン氏とのメールのやり取りの中である。2016年8月16日のメールである。ファーガソン氏が実際のメールのスクショをアップしていので、見てみよう。 https://twitter.com/CJFerguson1111/status/1461100257442418697 WHOが提案するICDのゲーム障害カテゴリー Reed, Geoffrey M. gmr2142@cumc.columbia.edu Mon 8/22/2016 9:33 AM To:

    ICD-11作成の中心メンバーの一人ジェフリー・リード氏、ICD-11にゲーム障害を収録に関して「アジアの国々から大きな圧力を受けている」と証言する - 井出草平の研究ノート
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    terazzo 2021/11/20
  • アンドリュー・シュビルスキーがWHOにゲーム障害の根拠を問い合わせたところ、根拠を示すことができなかった上に、ゲーム障害の解説ページを削除する事態に陥る - 井出草平の研究ノート

    ゲームメディアNMEの記事。 www.nme.com ゲーム障害の導入に慎重な立場のアンドリュー・シュビルスキーが、ゲーム障害がICD-11に採用されたのはなぜか? それほどエビデンスが積み重なっていたわけではないのに、どういう過程で採用されたのか? 自分が知らないだけで実はエビデンスがあるのか? とTwitter上で、先月くらいに、情報提供を呼びかけていたことから始まる。 シュビルスキーはTwitter上で満足な情報が集まらなかったこともあり、WHOに直接問い合わせることにした。 WHOに返事は「根拠を示すことができない」というものだった。 その上、そのやり取りの後、WHOはWHOのウェブサイト上にあったゲーム障害の解説ページを削除した。 ページは現在も削除されているが、アーカイブ・サービスで、以前掲載されていたものを確認できる。 https://web.archive.org/web/

    アンドリュー・シュビルスキーがWHOにゲーム障害の根拠を問い合わせたところ、根拠を示すことができなかった上に、ゲーム障害の解説ページを削除する事態に陥る - 井出草平の研究ノート
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    terazzo 2021/11/18
  • 1920年代クロスワードパズルが起こしたモラルパニック - 井出草平の研究ノート

    Guardianの記事から。モラルパニックの代表例として取り上げられる一例。 近年はSNSやスマホ、ゲームが子どもたちの人生を破壊してしまうのではないかと心配してする人たちがいるが、1920年代はクロスワード・パズルだった。 そんな馬鹿なと思う方もいるかもしれれないが、一読していただきたい。当時の人々は気で心配していたのだ。 www.theguardian.com ふぬけた状態の労働者、気の抜けた主婦、そして読書離れ。アラン・コナーが1920年代のクロスワード大パニックについて考察する。 クロスワードというと、郊外に住む人がトワイフォードからの7.22便でタイムズを読み終えたり、大手企業の奥様がコーヒーモーニングを片付けながらテレグラフを読んだりするような、立派なものを連想する人もいる。 しかし、クロスワードが登場した当時はそうではなかった。今でいうならば、一週間分の麻薬メフェドロンと一

    1920年代クロスワードパズルが起こしたモラルパニック - 井出草平の研究ノート
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    terazzo 2021/08/29
  • ゲーム障害の診断の科学的根拠は弱い アンドリュー・シュービルスキーら - 井出草平の研究ノート

    www.semanticscholar.org Antonius J van Rooij, C. Ferguson, Michelle Colder Carras, Daniel Kardefelt-Winther, J. Shi, Espen Aarseth, Anthony M. Bean, K. Bergmark, A. Brus, Mark C. Coulson, J. Deleuze, Pravin Dullur, Elza Dunkels, J. Edman, M. Elson, P. Etchells, Anne Fiskaali, I. Granic, J. Jansz, Faltin Karlsen, Linda K. Kaye, B. Kirsh, Andreas Lieberoth, P. Markey, K. Mills, R. Nielsen, Amy C. Or

    ゲーム障害の診断の科学的根拠は弱い アンドリュー・シュービルスキーら - 井出草平の研究ノート
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    terazzo 2021/05/17
  • ゲームをすると脳細胞が死滅・萎縮すると主張する人たちが引用する論文には何が書いてあるのか - 井出草平の研究ノート

    鈴木裕美(香川大学医学部助教) 鈴木裕美さんは「過剰なドーパミン放出が報酬系を壊し、神経を死滅させる」と述べている。 観音寺市議会の合田隆胤議員のページ(参照)で紹介。 一応、注釈を入れておくと、報酬系が壊れる?のはダウンレギュレーション仮説であり、神経を死滅させるは神経変異仮説である。鈴木裕美さんは別のものをごちゃごちゃに理解しているようだ。鈴木裕美さんはつっこみどころが満載なので、また後日エントリーを入れたい。 香川教育委員会「ネット・ゲーム依存予防対策学習シート」 また、香川教育委員会「ネット・ゲーム依存予防対策学習シート」(参照)では下記の写真が使われている。 この画像は久里浜医療センターの樋口進さんもよく引用している画像である(参照)。 この脳萎縮が起こるとして画像が引用されているYaoらによる論文はどういった内容なのだろうか。 Yaoらによる論文 pubmed.ncbi.n

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    terazzo 2020/07/17
  • ガチャとギャンブルとの類似性 - 井出草平の研究ノート

    パチンコからスマホゲームのガチャへ人が流れたなどと言われることもあるが、ガチャとギャンブルとの関連は海外でも話題になっている。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov - G. Brooks, L. Clark, 2019, Associations between loot box use, problematic gaming and gambling, and gambling-related cognitions. Addictive behaviors. 96: 26-34. doi: 10.1016/j.addbeh.2019.04.009. 対象となった人たちには、ガチャ(Loot Box)に対する意識は概ね肯定的(「良い点」52.1%、「悪い点」33.3%、「中立的な点」14.6%)であった。ギャンブルとの類似性については、75.7%の人が「ガチャを開けると賭けをす

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    terazzo 2020/07/05
  • 「ネットやゲームで前頭前野機能が低下した人がフリーター・ニートになる」大山一郎香川県議 - 井出草平の研究ノート

    前回に引き続き香川件のネット・ゲーム規制条例を主導的に推し進めている大山一郎県議の2009年の発言から。 2009年03月10日:平成21年[2月定例会]経済委員会[商工労働部、観光交流局、労働委員会 http://www.db-search.com/kagawa/index.php/7090752?Template=doc-one-frame&VoiceType=OneHit&VoiceID=63061 この委員会で下記の発言を大山県議は行っている。 また、最近は携帯依存症、テレビゲーム依存症、それからネット依存症の彼らは、私は一般質問で何回も言いましたが、前頭前野機能といいまして善悪を判断したり持続性を持ったり、そういうような機能が低下しておったり、またそこに依存してしまいますから社会に適応できない。そういう人たちがニート、フリーターになっているので、特にニートの世界はそういう人たちが

    「ネットやゲームで前頭前野機能が低下した人がフリーター・ニートになる」大山一郎香川県議 - 井出草平の研究ノート
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    terazzo 2020/02/16
    「掌へコントローラーの振動を受けるが為に其の振動が腕より脳に伝わって脳の作用を遅鈍にする」じゃないんだ
  • ゲームのし過ぎは “病気”でもゲーム障害でもない - 井出草平の研究ノート

    WHOの診断基準にゲーム障害が加わったことで、「ゲームのやりすぎは病気だ」という誤解が蔓延している。 例えば、このNHKの報道である。 www3.nhk.or.jp ゲームのし過ぎは “病気” WHO=世界保健機関は2019年、医療機関での診断や治療を必要とするけがや病気などの国際的なリストである「国際疾病分類」に、「ゲーム障害」を新たに加えました。 「ゲームのし過ぎは “病気」という見出しが出ている。精神障害とは何かということをまったく理解できていないとしか言いようがない。 精神障害はMental Disorderの訳 精神障害はMental Disorderの訳である。 「障害」と翻訳する英語が多いため、日語だけだと理解しにくいので、英語も併記する。 身体障害はDisability, Impairment 病気はSickness, Illness ではDisorderとは何か。 Or

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    terazzo 2020/01/19
  • 香川県ネット・ゲーム条例と久里浜医療センター - 井出草平の研究ノート

    www3.nhk.or.jp 香川県議会が、全国に先駆けて検討しているゲームやインターネットの依存症の対策に関する条例の素案に、高校生以下の子どもを対象にゲームなどを利用する時間を1日あたり平日は60分、休日は90分に制限するなど、具体的な制限が盛り込まれることがわかりました。 条例素案18条 香川県の条例案では、時間制限は18条2項にあたる。 香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案 第18条 保護者は、子どもにスマートフォン等を使用させるに当たっては、子どもの年齢、各家庭の実情等を考慮の上、その使用に伴う危険性及び過度の使用による弊害等について、子どもと話し合い、使用に関するルールづくり及びその見直しを行うものとする。 2 保護者は、前項の場合においては、子どもが睡眠時間を確保し、規則正しい生活習慣を身に付けられるよう、子どものネット・ゲーム依存症につながるようなスマートフォン等

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    terazzo 2020/01/12
  • 香山リカ『うつで困ったときに開く本』のQ17に間違いがある - 井出草平の研究ノート

    うつで困ったときに開く (朝日新書) 作者: 香山リカ出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/12/11メディア: 新書購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (9件) を見る Q&A形式でうつの疑問に答える。とても良いだと思ったが「Q17「セロトニン」の入った品をべた方がいいの?」に間違いがある。経口投与でセロトニンは増やすことができないと書かれているが、実際には可能である。香山の該当箇所は以下の記述である。 しかし実際には、葉酸やアミノ酸をちょっと口から摂っただけでは、それが脳内のセロトニンやその代謝経路に直接、何らかの影響を与えることは期待できない。口から入って消化管からうまく吸収され、血流に乗ったとしても、それは「脳血液関門」という誰にでもある体内バリアシステムに阻まれ、脳の中に移行することはできない。 ところが最近は、さらに手の込んだ解説がつ

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    terazzo 2009/12/13
    とりあえず牛乳飲んでるよ
  • 新聞記事における「ニート」の使用頻度推移 - 井出草平の研究ノート

    ひきこもり」「ニート」「発達障害」という3つの言葉が登場する新聞記事数の推移グラフを作った。新聞(マスメディア)でこの3つの言葉が言及される頻度をみることができ、これら3つの現象がどの時期にどの程度、注目されてきたかが分かる。使用したデータベースは朝日新聞の「聞蔵」である。 「ニート」という言葉が初めて使われたのは2004年5月の産経新聞に掲載された小杉礼子氏の記事が最初。それ以前に「ニート」という言葉の使用はあるものの、別の意味の単語*1であるため、2004年6月からデータを取っている。 2005年末から2006年初頭が最も「ニート」という言葉が使われていたことが分かる。月によって上下はあるものの、少しずつ使用頻度が下がってきている。 「ひきこもり」*2と「発達障害」の記事数も加えてグラフにしてみた。 月別だと見にくくなるため、四半期(1-3月、4-6月……)の推移グラフにしてある。こ

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    terazzo 2007/06/24
    流行語と実態を伴った現象ではグラフの傾向が異なる
  • スーパーモデル拒食症で死去 - 井出草平の研究ノート

    米国で活躍していたブラジル出身のスーパーモデル、アナ・キャロリーナ・レストンさん(21)が拒症が原因で16日(日時間17日)、サンパウロ市内の病院で死去した。死亡時は172センチ、39キロだった。レストンさんは13歳でモデルを始め、アルマーニなどトップブランドのショーに数多く出演していたが、べては吐くことを繰り返す摂障害になり、治療を続けていた。最近「やせすぎモデルは不健康」として、スペインのショーで、BMI(体重÷身長の2乗)が18以下のモデルが出演禁止になったこともあった。レストンさんのBMIは13・2しかなかった。 http://www.asahi.com/culture/fashion/NIK200611170030.html 医学の分類だと拒症(神経性欲不振症)の排出型になるのだろう。この事件はおそらく象徴的な機能を果たすにちがいない。先例としてはチアリーダーのへそだ

    スーパーモデル拒食症で死去 - 井出草平の研究ノート
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    terazzo 2006/11/19
    ダイエットで死亡って具体的な死因は栄養失調なんだろうか。
  • 斎藤環「精神医学、世論との距離保て」 - 井出草平の研究ノート

    朝日新聞2006年2月26日より。 世論に迎合した結果、精神科医にも「原因探し」や「犯罪の予測」といった「占師」役が押しつけられてきたが、それは不可能なことである。 今回の事件に関して言えば、いじめや被害的感情につながりにくい共同体をどう構築するか、あるいは外国人の異文化不適応問題にどう対処するか、こちらのほうに精神医学の領がある。 精神医学、世論との距離保て 斎藤環(精神科医) 今月17日、長浜市で起きた登園中の2人の幼稚園児が刺殺されるという痛ましい事件は、車でグループ送迎していた別の園児の母親による犯行だった。この事件は、二つの点できわめて示唆的である。 まず第一は、子どもの安全対策のための「付き添い」そのものに危険が潜んでいたという、やりきれない事実である。この事件は、子どもの治安対策に「万全」はありえないことを印象づけた。治安のために地域共同体を再構築するのはよい。相互監視と他

    斎藤環「精神医学、世論との距離保て」 - 井出草平の研究ノート
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    terazzo 2006/03/04
    ああいう人たちってリカ先生の言う「他人の期待に過剰にこたえよう、という特殊な意味での自己犠牲精神の持ち主」なんじゃないのかな。有害なばかりではないのかもしれない。
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