2011年11月9日(米国時間)、FBI(米連邦捜査局)は作戦名「Operation Ghost Click」において、世界最大規模のネット詐欺に関与していた7人を逮捕・起訴した。トレンドマイクロや多くの業界関係者による捜査協力の下、長期間にわたる活動によって100台以上のサーバーで構成するデータセンターのインフラが閉鎖された。 加えて、世界各地計400万台以上のボット(感染コンピュータ)で構成するまでに膨れ上がった巨大ボットネットが、FBIとエストニア警察の捜査によって閉鎖された(図1)。 編注:ボットネットとは、ユーザーのパソコンやサーバーを不正プログラムに感染させ、攻撃者が操れるようにした多数の感染コンピュータ(ゾンビPCと呼ぶ)で構成するネットワークを指す。ボットネットへの指令は、攻撃者が設置した「コマンド・アンド・コントロール・サーバー」(C&Cサーバー)を利用して実施する。 ト
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